大人の仮想空間で職場の「偶然」を取り戻すCosmos Videoが2.7億円調達

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世界中のスタートアップが「バーチャルな対話とコラボレーション」の分野に群がっている。スタートアップが、かつてディズニーが提供していた仮想空間にユーザーが集うオンラインゲーム「Club Penguin(クラブペンギン)」を大人向けに作ったとしたら、どうだろうか?

人々が一緒に仕事をしたり、遊んだり、交流したりできるバーチャルプラットフォームを提供するCosmos Videoは、それを一歩先に進めた。同社はこれまでにLocalGlobeから260万ドル(約2億7000万円)のシード資金を調達し、Entrepreneur First、Andy Chung(アンディ・チョン)、Philipp Moehring(フィリップ・モーリング)氏、Citymapperの元社長であるOmid Ashtari(オミド・アシュタリ)氏も参加している。

ファウンダーのRahul Goyal(ラフル・ゴヤル)氏とKaran Baweja(カラン・バウェジャ)氏は、それぞれCitymapperとTransferWiseでプロダクトチームを率いていた。

Cosmos Videoでは、ゲームとビデオチャットを組み合わせてバーチャルな場を作ることができるサービスだ。このアイデアは、かつて現実世界がそうであったように「偶然」の相互作用を再現することを目的としている。アバターを選び、ブラウザベースのゲーム内で同僚や友人に会う。アバターを他の人の近くに移動させると、現実世界と同じようにアバターとビデオチャットを行うことができる。

競合相手は、ZoomやMicrosoft Teamsのような既存のビデオ会議プラットフォームだが、これらのプラットフォームでの通話にはアジェンダが設定されているものであり、時間が決められている。Cosmosでは、ディスプレイの前に座り、仮想空間を移動しながら次々にビデオ通話を行っていくため、偶然の出会いや予想外の遭遇に似た体験をすることができる。

ソーシャルアプリケーションがあるだけでなく、オフィスの同僚とホワイトボードやGoogleドキュメント、Figmaといったツールで共同作業をしたり、バーチャルボードゲームを楽しんだり、テーブルに集まってチャットしたりすることも可能だ。

Cosmosは現在、プライベートベータ版であり、一部の企業がオフィスとしたりクリスマスパーティーなどの社内イベントを主催するために利用している。また、イベントやミートアップ、家族の集まりのために使っている人もいる。

共同創業者のゴヤル氏は声明で「パンデミックが発生すると、チームの生産性は急上昇しましたが、同時に社内文化が失われてしまいました。ビデオ会議プラットフォームは、会議に関しては優れたサービスを提供しますが、自発性に欠けています。Cosmosは、仕事の後に同僚と雑学クイズのゲームをしたり、友達の誕生日を祝うためにテーブルを囲んだりすることができる仮想世界を提供することで、1日中オンラインで過ごしているときに欠けていた人と人とのつながりを取り戻そうとしています」と語った。

「Cosmosのビジョンと可能性に感銘を受けました。オンラインでのライブ体験をスケーリングすることは、いまだ多くのチャンスがあるインターネットにおける大きなフロンティアの1つです。動画インフラが整ったいま、Cosmosのような製品が新しいかたちのオンラインライブ体験を可能にすると確信しています」とLocalGlobeのパートナーであるGeorge Henry(ジョージ・ヘンリー)氏は述べている。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Cosmos Video資金調達仮想空間

画像クレジット:Cosmos Video

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(翻訳:TechCrunch Japan)