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建設労働者労災プラットフォームのForesightが15.5億円を調達

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Safesiteの創業者たちが、建設業の安全プログラムをデジタル化するプラットフォームを立ち上げようと奮起したのは、建築現場の事故で友人を亡くしたのがきっかけだった。そこから得たデータが、今年、労災補償を対象にするインシュアテックのベンチャー、Foresightを誕生させた。このスタートアップは、今年5月にBlackhorn VenturesとTransverse Insurance Groupの参加により、1500万ドル(約15.5億円)の資金調達を行ったというニュースを初めて発表した。現在までに、Brick and Mortar VenturesとBuilders VCを筆頭に、他の産業技術ベンチャーキャピタルから2050万ドル(約21億円)を調達している。

Foresightが立ち上がったのは今年8月だが、すでに3000万ドル(約31億円)のリスクを付保している。同社によると、2021年には5000万ドル(約52億円)の引受保険料を達成するペースになっているという。保険数理コンサルティング会社であるPerr & Knight社の調査では、姉妹会社であるSafesite社のデータを活用することで、労災事故を最大57%削減できたという。

ForesightのアルゴリズムはSafesite社のデータを活用して、事故を予測、リスクを明らかにし、引受業務を特徴付けるとしている。Safesiteのリスク管理技術とサービスを全ての保険契約に組み込むことで、Foresightは顧客の事故率を下げ、保険料を下げる道を提供するとのこと。

米国全体で570億ドル(約5兆9000億円)規模の労災補償市場のうち、Foresightは年間保険料が15万ドル(約1500万円)から100万ドル(約1億円)以上の保険を対象としている。同社によると、この顧客層は、年間保険料5万ドル(約500万円)以下の小規模企業向け保険を提供するNext InsuranceやPieのような、資金力のあるインシュアテックのスタートアップから大部分が見落とされてきたという。

ForesightとSafesiteは、長年の友人であり、共同設立者であるDavid Fontain(デイヴィッド・フォンテイン)氏とPeter Grant(ピーター・グラント)氏、そしてLeigh Appel(リー・アペル)氏によって開発された。

フォンテイン氏はこう述べる。「Foresightは、インシュアテックの特徴として知られる迅速で簡単なユーザー体験を提供すると共に、安全性と経費節約の相関性を強化しています。目的に合わせたテクノロジーを活用することで行動の変化を促し、従来の労災保険に代わる魅力的な保険を提供させていただきます」。

Brick & Mortar Venturesの創設者兼経営者であるDarren Bechtel(ダレン・ベクテル)氏は、次のようにコメントしている。「私たちが初めて投資を行ったのは2016年ですが、創業者たちとは2015年に彼らが2人だけで、別の投資先企業のオフィス内の空き机を間借りしていた頃からの知り合いです。最初のビジョンは効率的でパワフルなものであり、初期の製品とのやりとりでも、安全に対するソリューションのインパクトが実証されていたため、見過ごすことはできませんでした」。

Foresightは現在、ネバダ州、オクラホマ州、アリゾナ州、アーカンソー州、ルイジアナ州、ニューメキシコ州でサービスを提供している。同社は、2021年初頭に米国東部の労働災害補償と、一般賠償責任保険商品を販売開始する予定だ。

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(翻訳:Nakazato)