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Voyager Space Holdingsが商用宇宙機器大手Nanoracksの過半数の株式を取得、宇宙サービスのポートフォリオ構築を進める

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Voyager Space Holdingsは、Nanoracks(ナノラックス)の親会社であるX.O. Marketsの過半数の株式を取得し、戦略的な宇宙サービスのポートフォリオを構築し続けている。Nanoracksは長年にわたり商業宇宙サービスを提供しており、最近では国際宇宙ステーションに設置されたBishop Airlockを提供した。同装置は国際宇宙ステーション(ISS)に設置された初の商業用常設エアロックで、民間の小型衛星や研究用の軌道プラットフォームへのアクセスを提供するという点で、大幅な能力向上が期待される。

Voyagerによる大型買収は2020年で3度目で、以前には打ち上げを支援するサービスとハードウェアを提供し、Relativity、Firefly Aerospace、Virgin Orbit(ヴァージン・オービット)などと提携しているLaunch Companyの株式の過半数を取得している。Voyagerは2020年に推進、燃料、ラピッドラピッドプロトタイピングなどに取り組む研究開発会社であるPioneer Astronautics(未訳記事)を、そして2019年にAltius Space Machinesをそれぞれ買収している。Altiusは、軌道上の衛星サービス技術に取り組んでいるスタートアップだ。

Nanoracksは、軌道上の研究やプラットフォームからの小型衛星の打ち上げ、他の軌道上および深宇宙ミッションなど1000以上のISSプロジェクトに携わってきたことから、今回の買収はおそらく同社にとって最も注目度の高いものとなるだろう。NanoracksはISSの外部に商業宇宙試験プラットフォームを作り、2021年のSpaceX(スペースX)ミッションでは、ロケットの使用済み上段ステージを軌道上の商用小型宇宙ステーションに変換する技術を実証する予定だ。

Voyager Space Holdingsは戦略的に新しい宇宙関連企業の買収を続けており、個別の企業を合わせたよりもはるかに多くの 「フルサービス」 ソリューションを顧客に提供できるポートフォリオを構築している。これらの契約の商業的な詳細は共有されていないが、専門的な方法で大規模な商業宇宙事業に取り組んでいる小規模な企業にとって、解決策への1つの道を示すことが多くなっている。

カテゴリー:宇宙
タグ:Voyager Space HoldingsNanoracks

画像クレジット:Nanoracks

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter