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VMwareが辞めた2日後にライバル企業のCEOに就任した前COOを訴える

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2020年12月初めにNutanix(ニュータニックス)がVMware(ヴイエムウェア)の前COOであるRajiv Ramaswami(ラジブ・ラマスワミ)氏をCEOに迎える(未訳記事)と発表したとき、良縁のように思えた。それはライバルからの重要人物の引き抜きだった。しかし、VMwareは幹部を失うことに腹を立て、同氏を契約違反で訴えた(VMwareリリース)。

VMwareは、ラマスワミ氏が前職の重要計画のインサイダー情報を持っており、ライバル企業の面接を受けてることを会社に伝えるべきだったと主張している。

「ラジブ・ラマスワミ氏は、VMwareに対する信託および契約上の義務を果たしませんでした。会社を辞める前の少なくとも2カ月間、同氏は最高幹部の職権をもってVMwareの重要戦略計画と方針の決定に加わっています。さらにラマスワミ氏はNutanix, Inc.の最高経営責任者になるために、少なくとも同社のCEOとCFO、おそらく取締役会の全メンバーと秘密裏に会っています。同氏がNutanixにCEOとして加わったのは、VMwareを辞めたわずか2日後でした」と同社は声明に書いた。

ご想像通り、Nutanixは同意していない。「VMwareの訴訟は新たな職に就くための面接を不法行為にしようとしています。VMwareの見当外れの行動は、極めて評価の高い尊敬された幹部を失うことへの反応だと当社は考えています。ラマスワミ氏とNutanixはこの異動を、VMwareに対して十分先行的、協力的に進めてきました」。

Constellation ResearchのアナリストであるHolger Mueller(ホルガー・ミューラー)氏はこのニュースに際して、両社は主要なライバルであり、ラマスワミ氏の雇用はNutanixにとって大きな勝利だと語った。「ラマスワミ氏の入社によって、マルチクラウドのエキスパートがNutanixを率いることになるだけでなく、ライバルを人材面で弱体化させることになります」と同氏は語った(未訳記事)。

ミューラー氏は、この訴訟が成功する可能性は低いと見ている。「シリコンバレーで、テック系幹部引き抜きの裁判が最後に起きたのはかなり前のことです。『自由な雇用』の州でこの種の訴訟は成功しないのが普通です」と同氏は語った。

「VMware vs Nutanix裁判で興味深いのは、上級幹部がライバル会社の面接を受けること自体が守秘義務違反になるのか、それとも違反成立には重要情報の漏洩が必要なのかという点だ。伝統的に(内密な)面接の権利は法で保護されている。

こうした訴訟の結末がどうなるのかわからないが、Nutanixが新CEOを迎える上で事態が複雑になっていることはたしかだ。ラマスワミ氏は、同社の共同ファウンダーで2020年の夏に辞任を表明していたDheeraj Pandey(ディラージ・パンディ)氏を引き継ぐ。

訴訟は米国時間12月28日にカリフォルニア州サンタクララ群最高裁判所に提起された。

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タグ:VMwareNutanix裁判

画像クレジット:NurPhoto / Getty Images

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook