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腰痛デジタル治療のHinge HealthがシリーズDで約309億円調達と情報筋、評価額は約3093億円に

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腰痛や関節痛などの慢性的な筋骨格(MSK)疾患を治療するためのデジタルソリューションを提供するサンフランシスコを拠点とするHinge Healthは、情報筋によると、シリーズDで3億ドル(約309億円)の資金調達を終えたという(米国時間1月6日更新:Hinge Health社は資金調達を発表した)。

本ラウンドはCoatueとTiger Globalが主導しており、2015年に設立されたHinge社のバリュエーションをポストマネーで30億ドル(約3093億円)としていると、投資事情に詳しい人物が語ってくれた。これは、2020年の収益が300%増加したことを背景にしており、投資家は、同社の記帳済みパイプラインに基づき、2021年には再び収益がほぼ3倍になると予想できると説明されている。

また、Hingeの創業者であるDaniel Perez(ダニエル・ペレス)氏とGabriel Mecklenburg(ガブリエル・メクレンバーグ)氏が取締役会の議決権を保持しているとも理解している。CEOのペレス氏にTechCrunchはコメントを求めているが、返答があればこの記事を更新する。

Hingeの既存の投資家には、2020年2月に同社の9000万ドル(約93億円)のシリーズCラウンドを支援したBessemer Venture Partnersのほか、Lead Edge Capital、Insight Partners(シリーズBをリード)、Atomico(シリーズAをリード)、11.2 Capital、Quadrille Capital、Heuristic Capitalが含まれている。

元々ロンドンを拠点とするHinge Health社は、主に米国の雇用者やヘルスプランに向けてサービスを販売しており、慢性的なMSK疾患に対するデジタルヘルスケアソリューションを提供している。このプラットフォームは、ウェアラブルセンサー、アプリ、ヘルスコーチングを組み合わせて、理学療法や行動療法を遠隔で提供するものだ。

基本的な根拠は、慢性的MSK疾患を治療するための最善の方法を示す研究はたくさん存在するものの、既存の医療システムでは、資金調達の圧力と他の体系的な理由から対応できていないという点だ。その結果、オピオイド系の鎮痛剤や手術が多用される傾向にあり、結果は芳しくなく、コストも高くつくことが多い。Hingeは、治療へのアドヒアランスを向上させることに焦点を当て、テクノロジーとより良いデータを活用することで、この状況を逆転させたいと考えている。

そんな中、Hingeの評価額の急上昇は意義深い。情報筋によると、同社の2月のラウンドでは約4億2000万ドル(約433億円)のバリュエーションだったので、今回の評価額は6倍以上の上昇となる。

【更新】Hinge Healthがラウンドを公表し、シリーズDの調達額が3億ドルであることを明らかにしたのを受け、米国時間2021年1月6日に記事を更新しました。

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カテゴリー:ヘルステック
タグ:Hinge Health資金調達

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(翻訳:Nakazato)