出演者や評価などをまとめた広範なポッドキャストデータベースを構築するPodchaserが4.2億円調達

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いわゆる「ポッドキャストのIMDb(インターネット・ムービー・データベース)」を構築しているスタートアップのPodchaserが、Greycroftが主導するラウンドで400万ドル(約4億1500万円)を調達したと発表した。

Podchaserは、Amazon(アマゾン)傘下のIMDb同じように、誰がどのポッドキャストに出演しているかを調べ、ポッドキャストの評価やレビューをして、リストに追加できるサイトだ。PodchaserのCEOであるBradley Davis(ブラッドリー・デイビス)氏は筆者に対し「ポッドキャスト愛好家の活発でエキサイティングなコミュニティ」はこれまでにポッドキャストのクレジットを850万件、データベースに追加したと述べた。

デイビス氏は、このようなサイトが存在してほしいし、きっとすでに存在するだろうと思っていたという。ところが実は存在しないと知って、誰か一緒に会社を作らないかとRedditに投稿した。ここで出会ったのが、後に共同創業者でCTOになるオーストラリアのBen Slinger(ベン・スリンガー)氏だ。Podchaserは完全に分散して運営されている企業で、デイビス氏は現在、米国オクラホマシティにいる。

誤解のないように書いておくと、デイビス氏はポッドキャスト愛好家だけがリストを活用しているわけではないと考えている。同氏は、ポッドキャストについて詳しく知りたい人や新しいポッドキャストを見つけたい人なら誰にとってもPodchaserのリストは便利だという。Podchaserの月間アクティブユーザー数はこの1年間で5倍になった。

例としてデイビス氏が説明したのは、政治家のPete Buttigieg(ピート・ブティジェッジ)氏のプロフィールページが人気を集めているということだ。このページを見る人は、ブティジェッジ氏自身のポッドキャストについて詳しく知りたいというだけでなく、同氏が出演している他のポッドキャストも調べている(TechCrunchのEquityMixtapeOriginal ContentのポッドキャストもPodchaserで調べられるが、プロフィールをもう少し詳しく記入する必要がありそうだ)。

どうすればポッドキャストがもっと見つけやすくなるかについての議論は尽きない。デイビス氏は、Podchaserがこの問題をすっかり解決するとは主張していないが、Podchaser自体のデータベースに加えて同社がオーガナイザーとして参加している広範なPodcast Taxonomy(ポッドキャストの分類)プロジェクトが解決の一助にはなるだろうと考えている。

デイビス氏は「多くの用語を標準化し、あらゆるポッドキャストとその人気を分析できれば、(多くのリスナーが)好きなポッドキャストを選んで見つけられるようになるでしょう」という。

Podchaserは、ゲーミフィケーションやディスカッションのシステムなどユーザーがもっと積極的に関わる新機能を追加する計画だ。

コンシューマ向けサイトは無料だが、同社は最近Podchaser Proという有料プロダクトの提供を開始した。Podchaser Proでは180万件のポッドキャストに関してリーチやデモグラフィックのデータを利用できる。また、ポッドキャストプレイヤーがAPI経由でPodchaserのクレジットにアクセスできるようにすることでも収益化している。

デイビス氏は、特定のポッドキャストプレイヤーに「依存しない」データベースを構築することにしたのはPodchaserにとって「ラッキー」だったと語る。

「だから我々はさまざまなプラットフォームと自由に連携し、統合することができました。(ポッドキャストプレイヤーに)Podchaserのクレジットがたくさん表示されるようになるでしょう」と同氏はいう。

Greycroftに加えて、Advancit Capital、LightShed Ventures、Powerhouse Capital、High Alpha、Hyde Park Venture Partners、Poplar Venturesもこのラウンドに参加した。さらにTrendKite創業者のA.J. Bruno(A.J.ブルーノ)氏、Ad Results MediaのCEOであるMarshall Williams(マーシャル・ウィリアム)氏、Shamrock CapitalパートナーのMike LaSalle(マイク・ラサール)氏も参加した。

Greycroftの共同創業者でチェアマンのAlan Patricof(アラン・パトリコフ)氏は発表の中で「パンデミックに直面している中でも、ポッドキャスト市場は猛烈な勢いで成長を続けています。利用者とブランドの需要は止まるところを知りません。Podchaserのデータと発見ツールは、ポッドキャストを新たな高みに引き上げるために極めて重要です」と述べている。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Podchaserポッドキャスト資金調達

画像クレジット:Podchaser

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(翻訳:Kaori Koyama)