Twitterがコミュニティによるノートを付加して誤情報を防ぐ「Birdwatch」の試験運用を開始

次の記事

Lauraが国内初の車窓型動画メディア「CarWindow」β版をリリース、トライアルユーザー募集開始

Twitter(ツイッター)が、「誤情報に対するコミュニティベースのアプローチ」を開始した。

この「Birdwatch(バードウォッチ)」プロジェクトは、新機能発見の達人であるJane Manchun Wong(ジェーン・マンチュン・ウォン)氏によって、2020年秋に初めて明るみに出た。現在、TwitterはBirdwatchのウェブサイトを介してパイロット版の運用を米国で始めている。

その目的は、Twitterの製品担当副社長Keith Coleman(キース・コールマン)氏のブログ記事で説明されているように、すでに同社が物議を醸したり潜在的に誤解を招くようなツイートに適用している「ラベル」を超えた誤情報防止システムを作ることだ。コールマン氏によれば、ラベルがつけられるツイートは「何物かが我々の規則を破ったり、広く世間の注目を浴びる状況」に限定されているという。

Birdwatchのアプローチは「この問題に取り組む声の範囲を広げるだろう」と、コールマン氏は書いている。これらの問題に対してより多くの視点がもたらされ、単なる「このツイートは本当か?」という質問を超えたものになる。だが、この取り組みはTwitterから、個々のコンテンツについてユーザーがその内容をチェックしたり評価づけしたりする熱気を奪うかもしれない。

ユーザーはBirdwatchのサイトにサインアップして、誤解を招くと思われるツイートにフラグを立てたり、ノートを使って文脈を追加したり、他の投稿者が書いたノートを参考にして評価したりすることができる。これらのノートは、今のところBirdwatchサイト上でのみ表示されるが、それらをメインのTwitterで体験できるようにすることが、同社の目標であるようだ。

「このアプローチは、誤解を招くような情報が拡散した際に、人々が信頼し価値の認められる文脈を加えることで、迅速に対応できる可能性があると考えています」と、コールマン氏は言う。「最終的には、世界中のTwitterオーディエンスがノートをツイート上で直接閲覧できるようにして、広範で多様な投稿者から同意が得られるようにすることを目指しています」。

ツイートから多くの議論や反論が広がる可能性を考えると、Twitterがどのように混乱や収拾がつかなくなる状況を避け、あるいは一部の反論に意見が集中することを防げるか、注目されるところである。同社によると、Birdwatchはアルゴリズムによる「評価と合意システム」に基づいてコンテンツのランク付けを行い、コードは公開されているという(Birdwatchに投稿されたすべてのノートはダウンロード可能)。初期のランキングシステムについての詳細はこちらで読むことができる

「このようなコミュニティ主導のシステムを構築するには、多くの課題があることを我々は知っています。特定のグループによる操作を防ぐことから、単純な多数派意見に支配されないようにすること、投稿者の分布が偏らないようにすることまで、試験運用期間中はこれらのことに注力していくつもりです」と、コールマン氏は語っている。

関連記事:Twitterが誤った情報と戦うためにツイートにコンテキストを追加する「Birdwatch」システムを開発中

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Twitter

画像クレジット:Justin Sullivan/Getty Images / Getty Images

原文へ

(翻訳:TechCrunch Japan)