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USB-Cマイクとしても使用できるパワフルなポータブルレコーダー「Tula Mic」

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Tula(トゥーラ)は、音声取り込みのための使いやすいハードウェアとソフトウェアを開発することを目的に設立された新しい会社だ。2020年行われたクラウドファンディングの成功を受けて、最初の製品であるTula Mic(トゥーラ・マイク)が出荷された。Tula Micは、パソコンやモバイル機器用のUSB-Cマイクであると同時に、ストレージを内蔵した専用レコーダーだ。最大14時間の連続使用が可能な専用バッテリーを搭載している。それは魅力的な価格帯で多くのユーザーのニーズに適合できる、力強い初の製品だ。

基本

Tula Micは小型の製品だ。1組のトランプ程度の体積や面積であることを考えると、まさに「ハンドヘルド」と表現するのがふさわしい。物理的なデザインとしては、上部にマイクユニット、両側にコントロールボタン、そしてハードの背面中央にUSB-C充電ポートを備えている。また、左上側面には標準の3.5mmポートジャック装備していて、モニターや再生用のヘッドフォンだけでなく、ラベリアマイク(ピンマイク)の入力にも対応しており、Tulaを効果的に身につける機材にすることができる。

Tula Micの録音ユニットが入っている上部の網目部分のすぐ下には、2つのライトがついている。それらはゲイン / ピーキングインジケーターと録音インジケーターで、シンプルだがわかりやすいビジュアルフィードバックが提供される。内蔵メモリは8GBで、同じく内蔵の充電式バッテリーは最大14時間の連続録音を提供する。内蔵される録音ユニットは1つではなく2つだ。1つはカーディオイド型の単一指向性で、マイクに向かってしゃべる人の声を捕らえる。そしてもう1つは無指向性で室内の音を捕らえるもので、イベントやインタビューの使用に最適だ。

Tula Micにはスタンドが付属しており、持ち運びに便利なように折り畳んで本体にマグネットで固定することができる。また、取り外しも可能で、標準的なマイクロフォンスタンド向けのネジ式アタッチメントに交換することができる。シンプルでエレガントなデザインは、アクティブな使用には非常に便利だが、独自のマウント方法を採用しているため、アクセサリーを万一紛失してしまった場合には、たとえば標準的な三脚用ネジ穴を使っている場合のように一般的なものを使うことはできない。

デザインと性能

Tula Micのデザインからは間違いなくレトロな美学が伝わってくる、平べったく楕円形の側面形状はすぐに目を惹き、ひと目でそれと分かるようになっている。独特の外見は、手によるホールド性にも優れているが、スタンドモードで使用すると、ユーザーが使用時にどのようにマイクを扱うべきかがすぐにわかる。フリップダウン式のスタンドはエレガントで、重量感のある金属製の構造によって、マイクをしっかりと固定する。

Tula Mic の左右の側面にあるコントロールボタンにはそれぞれラベルがつけられているが、それぞれが何をするのものかを覚えるまでには、付属のユーザーガイドを何度も参照しなければならなかった。アイコンは役に立つが、必ずしもすぐに直感的に使えるとは限らない。だが、タッチ式のパネルや入力スクリーンではなく物理的なコントロールがあるのは良いことだ。

Tula Micの性能で特筆すべき最も重要な点は、有線USB-Cでもスタンドアローンのレコーダーモードでも、すばらしい音を実現できるということだ。また、無指向性と単一指向性の集音パターンを切り替えることができることから、1本で多様な用途に使えるという意味でもとても有用だ。ポッドキャスティング、授業や講義の録音、対面インタビューの録音などで、変わらず簡単に高品質の結果を得ることができる。

そして、Tulaにはローカルノイズキャンセルアルゴリズムが内蔵されていて、室内の背景音を少し録音するだけで、自動的に続く録音からその音を消去してくれる。これは非常に扱いやすく驚くほど効果的な機能で、後に録音したものをOtter.ai(オッターAI)のような文字起しサービスに与える際に大きなメリットを発揮する。

まとめ

Tula Micの199ドル(約2万800円強)という価格は、市場をリードするUSB マイクの多くと似たような価格設定だ。それがフル機能を備えたスタンドアローンのデジタルレコーダーでもあるという事実は、別途デジタルレコーダーを買う場合には同じくらいの支払いが必要であることを考えると、コンパクトなパッケージで柔軟なポータブル録音の手段を探している人にとって明らかな選択肢となる。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Tulaレコーダークラウドファンディングレビュー

画像クレジット:Darrell Etherington

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(翻訳:sako)