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OktaユーザーのクラウドID実装を支援するBeyondIDが9.4億円調達

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クラウド認証コンサルタントのBeyondID(ビヨンドアイディー)は、シリーズAラウンドで900万ドル(約9億4000万円)調達したことを米国時間2月8日に発表した。ラウンドをリードしたのは、クラウドコンサルタント企業に的を絞って最近開業したVCのTerceraだ。

BeyondIDの目的は、顧客がクラウド上のセキュリティと認証を管理するのを手助けすることで、具体的にはOktaのユーザーを対象としている。なおBeyondIDはOktaのプレミアムパートナーである。同社によると認証、アクセス管理、アプリのモダン化、ゼロトラスト・セキュリティ、クラウド移行、統合サービスなどさまざまな分野で顧客を支援する。

CEOで共同創業者のArun Shcrestha(アルン・シュクレスタ)氏はIT技術の豊富な経験をもち、Oktaでも最初期から仕事をしてきた。シュクレスタ氏は2012年にカスタマーサクサスの責任者としてOktaに加わった。当時同社は創成期にあり、顧客はわずか50社だった。5年後、IPOの直前に彼がOktaを離れたとき、顧客は3500社を越えていた。

その後Sシュクレスタ氏は、Oktaツールセットの独特な使い方に習熟しOktaユーザー、特に複雑なシステムを持つ企業がOktaを最大限に活用するための支援を仕事にしようと考えた。そして2018年、システム統合と企業のクラウド認証管理に焦点を絞り、BeyondIDを設立した。

「私たちはマネージド認証サービスプロバイダーになるべく、認証やサイバーセキュリティに関するあらゆるものを管理します。認証サービスを導入、展開、管理するためのワンストップサービスとして、企業を手助けしていきます」とShrestha氏は説明した。

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狙いは成功しているようだ。ここ数年で会社の売上は300%成長し、時間とともに成長率は落ち着いてきたが、それでも2021年は70~100%の成長を見込んでいる。現在の顧客はFedEx、Major League Baseball、Bain Capital、Biogenなど250社に上る。

顧客を支える従業員は現在75名で、この日の資金を元に2022年には増員する計画だ。新規従業員の獲得に際して、会社の重要目標である労働力の多様化を進めるとシュクレスタ氏はつけ加えた。

「多様化は私たちの長期的持続可能な成功のために不可欠であり、これは正しい行動でもあります」と同氏は語った。女性や有色人種の人たちが上を目指せる組織を作ることは、会社のリーダーとしての重要な目標であり、全力を注いでいることでもあるとシュクレスタ氏はいう。

今回の筆頭出資者であるTerceraのマネージングパートナーであるChris Barbin(クリス・バルビン)氏は、同社初の出資先としてBeyondIDを選んだ理由を、個人認証はデジタル変革の中心的役割を担うと信じているからだと語った。多くの企業がクラウドに移行する現在、クラウド環境ではセキュリティと認証が異なる働きをすることを企業は認識する必要があり、BeyondIDはそうした顧客を支援する重要な役割を演じているとバルビン氏は考えている。

「BeyondIDは急成長している分野にあり、顧客リストにはほぼすべての業界を代表する魅力的な企業が並んでいます。アルン(・シュクレスタ)氏と経営チームには会社の将来への強いビジョンとOktaとの深い絆があり、自分たちの行動に関して驚くほど情熱をもっています」と彼は語った。

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画像クレジット:AlexSecret / Getty Images

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(文:Ron Miller、翻訳:Nob Takahashi / facebook