Twitterがサブスクリプションやチップなど有料機能の検討を認める

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Bloomberg(ブルームバーグ)が米国時間2月8日朝に報じた記事によると、Twitter(ツイッター)は広告収入を補うために、サブスクリプションサービスやその他の有料機能を追加することを模索しているという。同社はさまざまなアイデアを検討しており、プロフィールのカスタマイズや送信取り消しなどのユーザー向け有料機能、コンテンツへの「チップ」、TweetDeckアプリのサブスクリプションサービス化などが挙げられると、同記事では報じている。Twitterは、同社が新しいモデルの研究と実験を行っていることを認めたが、詳細は明らかにしなかった。

Twitterがサブスクリプションを含む有料機能に興味を持っていることは、すでに周知の事実だった。

同社は2020年夏、ユーザーにどのオプションにならお金を払うかを尋ねるアンケートを実施した。その中にはカスタムカラー、より長くて高解像度の動画を公開する機能、プロフィールバッジ、自動応答、「送信取り消し」(ユーザーが実際に求めている「編集」ボタンの代わりに)などが含まれており、そして各ブランドに対しては、ブランド調査の実行機能や、「ソーシャルリスニング」分析の追加などが挙げられていた。

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その後、TwitterのJack Dorsey(ジャック・ドーシー)CEOは、2020年第2四半期の決算発表時に、同社がおそらくサブスクリプションのテストを実行するだろうと投資家に語った

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「我々は、サブスクリプションが補完する世界があると考えています。コマースが補完する世界があると考えています」と、当時ドーシー氏は語った。「ペイウォールの管理を支援する仕事も、補完的なものだと考えています。私たちが探しているのはそれです。当社には、我々のオプションを模索している小さなチームがあります。明らかにそのために雇われているチームです」と、同氏は指摘した。

そして2020年、「サブスクリプションプラットフォームを構築する」チームを募集するTwitterの求人情報が、同社の公式サイトに掲載された

Twitterの最高財務責任者(CFO)を務めるNed Segal(ネッド・シーガル)氏は、2020年第3四半期の決算発表の際に、これらの計画を認め、サブスクリプションに関する「テストが行われることになるでしょう」と言及した。しかし、同氏はまた、これらが短期的にTwitterの収益に影響を与えるものではないだろうと注意を促してもいる。

ブルームバーグの記事では、これらの取り組みに関してすでに我々が理解していることに加えて、いくつかの詳しい情報が付記されている。それによると、サブスクリプションに関する研究プロジェクトは「Rogue One(ローグ・ワン)」というコードネームで呼ばれており、少なくとも検討されているアイディアの1つは、独占的なコンテンツの提供に対してユーザーが支払う「チップ」に関わるものだという。

後者の項目はおそらく、Twitterが最近買収したニュースレタープラットフォームのRevue(レビュー)を、どのように収益化するかというアイデアに関するものだろう(現在はウェブで展開されている)。つまり、ユーザーは誰かのニュースレターを読むために「チップ」(お金)を払うようになる可能性があるということだ。しかし、Twitterは自社の音声ベースのネットワーク機能でClubhouse(クラブハウス)のライバルでもあるSpaces(スペース)の中で、チップ機能を検討している可能性もある。あるいは、それ以外の何かに導入するつもりなのかもしれない。2021年1月には、The Information(インフォメーション)もチップ機能が検討されていると報じていたが、Twitterはまだ開発されているものは何もないと同メディアに語っていた。

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Twitterは今回の報道に対し、その計画をさらに詳しく明らかにすることは拒否した。

コメントを求められた同社は、その収益を成長させるために、新しいマネタイズモデルを検討中であることは認めた。

「収益の持続性を高めることは、当社の最重要目標です。2021年以降も、広告以外の収益をさらに多様化する方法の研究と実験を続けることになるでしょう」と、収益製品責任者のBruce Falck(ブルース・ファルク)氏は、TechCrunchに送られてきた声明の中で述べている。

「その中には、Twitter上のあらゆる規模の企業や人々が、独自の機能を利用したり、コンテンツ作成、発見、エンゲージメントの機会を強化できるサブスクリプションやその他のアプローチが含まれる可能性があります。私たちはこの可能性にわくわくしていますが、重要なのは、私たちはまだ非常に初期の段階にあり、2021年にはこれらによって意味のある収益がもたらされることを期待していません。当社の強みに基づく膨大な好機を考えれば、当社の主な焦点は引き続き広告事業の成長にあります」と、同氏は続けた。

Twitterの2020年第3四半期は、収益と純利益でアナリストの予想を上回ったものの、投資家は依然としてTwitterがユーザーベースを大幅に成長させることができないことを懸念している。同社は米国時間2月9日に2020年第4四半期の決算発表を行う予定であり、そこで新たな収益モデルの計画が再び論じられる可能性もありそうだ。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Twitterサブスクリプション

画像クレジット:TechCrunch

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(文:Sarah Perez、翻訳:Hirokazu Kusakabe)