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中南米の零細企業向け財務アプリのTreintaが約5200万円を調達

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Y Combinator(Yコンビネーター)2021年冬期生Treinta(トレインタ)は、同社のラテンアメリカ小企業向け帳簿・在庫管理ソフトウェアのために50万ドル(約5200万円)以上の資金を調達したことを米国時間2月11日に発表した。

発表された調達資金は友人・家族の小さなラウンドにY Combinatorからの出資、および2021年初めに調達した22万ドル(約2300万円)からなる。

コロンビア、ボゴタ市拠点の同社は、現在13人のチームからなり、零細企業、特に個人経営の小さな商店にデジタル変革をもたらそうとしている。

デジタル変革の推進は、伝統的なワークフローやプロセスをソフトウェアベースのシステムに転換することであり、大企業だけのためのものではない。大企業のデジタル変革への取り組みの話はよく耳にするが、Treintaは零細企業も大企業と同じく仕事のやり方を変える必要を感じていることに賭けている。

ラテンアメリカの零細企業に取引や勘定や在庫を管理する能力をもたらすというTreintaのコンセプトは、急成長のアイデアであることが証明されつつある。共同ファウンダーのLluís Cañadell(ルイス・カニャデル)氏によると、Treintaの月間アクティブユーザーは2020年8月31日の開業後数カ月間に400%に成長した。本誌が初めて話をしたとき、同社は1月の成長率300%と月間アクティブユーザー3万人を予想していた。カニャデル氏は今週TecnCrunchにメールで最新情報を送り、1月に3万5000ユーザーを達成したという。

また同氏は、今後数カ月間会社が毎月100%前後のペースで成長すると期待していることも語った。そしてTreintaは、総取引金額(アプリに記録された取引高)2500万ドル(約26億2000万円)を数週間前に超えた。このスタートアップは、いいところに目をつけた。

なぜここまで早く成長したのか?コロンビアの都市封鎖は、多くの中小企業に事業のオンライン化を強いた。多くのユーザーにとって「初めて」のデジタルツールを提供することで、Treintaはたくさんの小企業の生き残りを助けている。

Treintaは、同社のユーザー基盤である中小企業オーナー向けに、さらにデジタル決済などのサービスを提供する予定だ。信用調査はカニャデル氏が本誌に語ったもう1つの可能性だ。

このスタートアップには2021年夏の終わりまでの運転資金があり、雄大な計画をもある。カニャデル氏はTechCrunchに、ラテンアメリカ(Treintaがまだ進出していないブラジルを含む)には5000万の「マイクロビジネス」があり、その90%が商取引の記録にまだ紙を使っていると語った。同社によるとコロンビアのスマートフォン普及率は80%を超えており、Treintaには大きな成長の余地がある。

私は同社に、Y Combinatorのデモデーに参加するかどうか尋ねた。カニャデル氏は、投資家とは喜んで話をするが、デモデーの予定はまだわからないと語った。TechCrunchはもちろんその場にいる予定だ。

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画像クレジット:Daniel Garzón Herazo / EyeEm / Getty Images

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(文:Alex Wilhelm、翻訳:Nob Takahashi / facebook