宇宙
Starlink / スターリンク(製品・サービス)
SpaceX / スペースX(企業)

スペースXがStarlink衛星60機を打ち上げ、前回ミッションからわずか1週間後

次の記事

「ニューヨークのイチゴはまずい」植物工場で作った日本品質のイチゴを世界に届けるOishii Farmが総額55億円を調達

SpaceX(スペースX)は米国時間3月11日の朝早く、フロリダ州のケープ・カナベラルから最新のブロードバンド衛星Starlinkをさらに60機を打ち上げた。同社は先週、米国時間3月4日に60機の衛星を打ち上げたばかりだが、今週にはStarlinkのインターネットサービスのベータ版をドイツやニュージーランドなど、世界の他の市場にも拡大することを発表している。

Starlinkの打ち上げは全体で21回目で、2021年に入ってからは6回目となる。天候やスケジュールが許せば2021年3月中にはさらに3回の打ち上げが予定されている。スペースXがこのような積極的な打ち上げを実施している理由には、低軌道上のコンステレーションに衛星を増やせば増やすほど、より多くの顧客と契約してサービスを提供できるからだ。Starlinkは現在ベータテスト中だが、地域によっては誰でも契約できるようになっており、SpaceXはデポジットを受け取り、利用可能になるまでの大まかなスケジュールを提示している。

これまでのところ、Starlinkのサービスは米国、カナダ、英国、ドイツおよびニュージーランドのユーザーに開放されているが、2021年末までに「世界人口のほぼ全域」をカバーする計画だ。衛星をコンステレーションに追加すると、地理的な到達範囲が広がるだけでなく、ネットワークのパフォーマンスも向上する。SpaceXによると、現在のベータ版の速度は50Mb/sから150Mb/sで、レイテンシーは20ms〜40msの間だが、今後数カ月のうちに、さらに多くの衛星がネットワークに参加し、SpaceXが地上ステーションのさらなる追加、展開により、これらの数値は改善されるという。

Starlinkのサービスはすでに、セルラーインターネットや静止衛星ベースのインターネットなどの地上インフラの代替サービスが期待外れだった農村部や到達困難な地域で、競合他社を圧倒したという報告がある。

今回の打ち上げでは、Starlink衛星を軌道に投入したFalcon 9ロケットのブースターの制御着陸にも成功した。SpaceXは同社初の有人宇宙飛行ミッションを含む5回のミッションで使用したロケット第1段を、大西洋に浮かぶドローン船に着陸させている。

カテゴリー:宇宙
タグ:SpaceXStarlink

画像クレジット:Starlink

原文へ

(文:Darrell Etherington、翻訳:塚本直樹 / Twitter