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Copy.aiのAI利用記事作成システムは「使える」レベルの驚異的な出来、日本語も対応

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TechCrunchは先程、AI利用のライティングサービスを提供するCopy.ai資金調達ラウンドに成功したことを取り上げた。このスタートアップはGPT-3を利用してエンタープライズユーザーの記事、文章作成プロジェクトを支援する。GPT-3はGenerative Pre-trained Transformer 3の(生成的事前学習トランスフォーマー)の頭文字で、OpenAIが開発したAIシステムだ。これはユーザーからテキストを受け取りユーザーに代わって非常に多様な文章を生成することができる。

Copy.aiの資金調達ラウンドを取材する際に私はAIによる文章作成を実際に試してみた。その結果、非常に魅力的なアイデアだと感じた。以前からコンピューターによる文章作成の自動化に対していわれない恐怖感などは持っておらず、むしろ好奇心を抱いていた。インタビューしたときにCopyチームは「GPT-3は優れたAIライティングツールです」と主張したので興味を持ったわけだ。

この好奇心を満たすためには実際に使ってみるのが手っ取り早い。そこで今朝、CopyのライバルであるHeadlimeと比較しながら利用してみた。結論からいえば、CopyのチームがGPT-3テクノロジーをベースに作り上げたプロダクトにはすばらしい能力があるという印象を受けた。

GPT-3はもちろん提供された素材を拡大して記事を作成できる。しかしこのテクノロジーはそれ以上のことができる。GPT-3を搭載したHeadlimeアプリは十分に中程度の出来栄えと評価できる記事を書くことができた。それだけでなく、素材を取材したときに私の頭の中にあったが、提供した素材そのものでは触れていなかったコンセプトが表現されていた。

このあたりは微妙な部分で、うまく説明するのが難しい。Headlimeを初めて使用したときにGTP-3が自らどういう判断を下したのか実例を見てもらうしかないだろう。現在の株式市場のトレンドについてわざと素材の事実だけを提供してシステムがそれをどう処理するか試してみた。

カルシウム含有量の高い棒に肉をくっつけただけの二足動物である私が、シリコン素材のコンピューターより知的に圧倒的に優れていることが証明できるのではないか思ったわけだ。実のところ、素材情報には最低500文字が必要とわかり、規定の長さを埋めるために少しばかり無駄口を叩いた。

さあ次のステップだ。ボタンを押すと私が作成を求めている記事のタイトルの候補がいくつか表示された。正直なところどれもかなり的確だった。

このあたりで私は「これはいいんじゃないかな?」と思い始めた。

最初の候補がいいと思ったので見出しが気に入ったのでそれを選び、作業を進めた。次は記事のリード部分をまとめる作業だ。普段なら頭を使う作業だかこの場合はクリックするだけだ。

ここで提示された別の選択肢は以下の通り。

これも悪くなかった。

印象的だったのはそれぞれの選択肢が、単に言葉遣いの細部を変えただけのものではなかったことだ。システムに私が入力したかなりいい加減な500文字の異なる部分に焦点を当て、構文レベルから異なる文章となっていた。GPT-3にはもう少し良い素材を与えるべきだったのではないかと感じた。システムは非常に頑張っていたが、私はそうではなかった。


リード部分を確定した後、ある種のCMS的なものが登場し、リード部分の後に本文を書くことを要求された。私はすでにシステムの謙虚な下僕状態で喜んで引き受けたが、すぐにシステムが私の執筆を止め、後を引き継ぐと申し出た。

無料トライアルだったので2クレジットというのがいくらに相当する処理量なのかまったく判断でできなかったが、ともあれWrite for meというボタンを押した。その結果が次の記事だ。

私はダッシュを含むわかりにくい文章を素材として入力してしまったが、このソフトはどう処理したか見ていこう。さすがにダッシュには手こずったようだが、すぐに元に戻り「金利の上昇によってベンチャーキャピタルのような非伝統的でリスクの高い投資クラスは魅力を失う」と正しく論じた。私は仰天した。

私はこの後もGPT-3のテクノロジーやベースにした製品をさまざまな角度から試していくつもりだ。レポートを期待していただきたい。しかし今はとりあえず立ち止まって新しい有望なテクノロジーを発見した喜びをシェアしたい。正直、これはすごい。新しいテクノロジーに驚かされたのは久々だ。GPT-3、よくやった。すごいぞ。

カテゴリー:人工知能・AI
タグ:Copy.aiレビュー自然言語処理

画像クレジット:Possessed Photography / Unsplash(Image has been modified)

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(文:Alex Wilhelm、翻訳:滑川海彦@Facebook