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マネジメントツールとトレーニングを組み合わせたプラットフォームRising Teamが約3.3億円のシード資金調達

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Jennifer Dulski(ジェニファー・ダルスキー)氏はChange.orgの社長兼COOからGoogleのショッピングと製品広告の責任者、Facebookグループ担当チーム責任者と、リーダーシップのポジションを経験してきた。

ほとんどのマネージャーが痛いほど知ることになる問題に、同氏も気づいた。優れたマネージャーになるためのトレーニングとツールが不足しているという問題だ。

そこで同氏はRising Teamを設立した。米国時間3月16日、同社はシードラウンドで300万ドル(約3億3000万円)を調達したと発表した。このラウンドを主導したのはFemale Founders Fundで、Peterson Ventures、Burst Capital、Xoogler Ventures、500 Startups、Roble Ventures、Supernode Venturesとエンジェル数名が参加した。

ダルスキー氏は、GallupやGlintのアンケートのようなマネージャー向けのツールは存在し、エグゼクティブコーチなどトレーニングの選択肢も存在すると説明する。しかしこの2つを組み合わせたものは少ない。

同氏はこう語る。「私はラッキーなことにエグゼクティブコーチをつけたりトレーニングに参加したりする機会を得ることができ、釣りの仕方を教えてもらったと思いました。しかしその後、釣りざおも餌も持たずに湖畔に放り出されたかのように感じました。良いリーダーになる方法はすべて学びましたが、学んだことを実践するツールを持っていなかったからです」。

Rising Teamはマネージャーがチームを刺激し、編成し、最終的には効果的に率いるためのツールとトレーニングを組み合わせたプラットフォームだ。

このプラットフォームの1つ目のレイヤーはツールスイートで、独自の評価や1対1のテンプレートが含まれる。従業員アンケートはたいてい実際の業務に相当重きを置いていて、従業員が最適な仕事ができるのはどこかについての質問が並んでいる。Rising Teamでは、評価はチームメンバーが自分をどのように見られたいと思っているか、自分の能力やスキルをどのように考えているかなど、個人に注目するように調整されている。

これによりマネージャーはどのようにチームメンバーを組み合わせるか、どのタスクを割り当てるかを考え、一人ひとりの仕事のモチベーションをしっかり理解することができる。このような評価ツールの他に、Rising Teamでは動画、記事、オーディオ形式のトレーニングも提供している。将来的には評価から得たデータをもとにAIでカスタマイズしたトレーニングのヒントも追加する予定だ。

Rising Teamはマネージャー同士が交流するコミュニティも作っている。

同社が収益に関してボトムアップのアプローチをとろうとしていることは興味深い。マネージャーが個人的にソフトウェアを購入できるような価格にして、そこから他のメンバーに広がっていくことを狙っている。ただし組織が全従業員分を購入することもできる。

今のところRising Teamは無料のベータ版で、価格はまだ発表されていない。

Rising Teamのスタッフは現在8人で、60%が女性、50%がBIPOC(black, indigenous and people of color、黒人、先住民、有色人種)だ。

ダルスキー氏は「我々が最初から多様性のあるチームとなったことは、私にとってもチームにとっても本当に重要なことです。私は強くそう信じていますし、多様性のあるチームほど成功することはあらゆるデータから明らかです」と語った。

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タグ:Rising Team資金調達人材マネジメント

画像クレジット:Rising Team

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(文:Jordan Crook、翻訳:Kaori Koyama)