絵文字 / Emoji(用語)

Twitterがフェイスブックのような「ハート」や「顔」の絵文字リアクション導入を検討中

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Twitter(ツイッター)が星マーク(「お気に入り」)をハートマーク(「いいね」)に変更した時の騒ぎを覚えているなら、Twitterユーザーがツイートへの関わり方にどれほど強い感情を抱いているかをご存知だろう。現在、Twitterは再び大きな反響を呼びそうな変更を検討している。同社は2021年3月、ユーザーにアンケート調査を実施し、Facebook(フェイスブック)で見られるような絵文字のリアクションを増やすことについてどう思うかと意見を求めている。

Twitterの広報担当者は、この調査について「Twitter上で行われている会話の中で、人々が自分自身を表現するための新たな方法を、私たちは模索しているところです」と述べている。

Twitterの調査で提案されているのは、ハート(「いいね」)、涙を流して笑う顔(「おもしろい」)、考える顔(「興味深い」)、泣き顔(「悲しい」)などの数種類のリアクション絵文字だ。

画像クレジット:@jdm0079 on Twitter

この基本セットに加えて「すごいね」という感情を、目と口を大きく開けた顔の代わりに炎で表現したり「支持する」をハグの顔ではなく万歳の手で表現したバリエーションを提案して、どちらが好みかとユーザーに尋ねている。

さらに議論を呼びそうなのは、ユーザーのツイートに対する一般的な「好き」と「嫌い」という感情の表し方に関して、親指を立てたり親指を下げたり、緑や赤の「100」で示したり、緑の上向き矢印や赤の下向き矢印で示したりして「賛成」と「反対」というかたちで示す方法を検討していることだ。これはReddit(レディット)の「賛成投票」と「反対投票」の仕組みを彷彿とさせる。

画像クレジット:WFBrother on Twitter

この調査による質問は、Twitterが、否定的な感情を意味する絵文字のリアクションを導入する際の難しさについて、認識していることを示している。同社はユーザーに、反対や嫌悪の感情を示すリアクションをどのように利用したいかと尋ねている。例えば、ツイートに返信する代わりにこのリアクションを使うのか、あるいは無関係なツイートや攻撃的なツイートに対して使うのか、ということだ。

さらにTwitterは、自分のツイートに反対や嫌いというリアクションが付けられた場合、それによって今後のツイートを控えるか、それとも自分の投稿に対する「建設的」なフィードバックとして受け止めるかなどをユーザーに尋ねている。

画像クレジット:@jdm0079 on Twitter

Twitterは、リアクションのセットの導入が、人々のTwitterコンテンツに対する関わり方に大きな影響を与える可能性があること、そして潜在的には人々が自分のツイートに「反対」のリアクションが付くことを過度に気にするようになれば、Twitterの利用が冷え込む可能性があることを明確に理解している。

もっとも、親指にしろ矢印にしろ「賛成」と「反対」を表現する仕組みは、ウェブ上の他の場所でも、コンテンツへの関わり方として一般的な方法だ。それはRedditのようなフォーラムサイトのみならず、YouTube(ユーチューブ)や、Imgur(イメージャー)、Pandora(パンドラ)などさまざまなサイトで使われている。一方「いいね!」を示すサムズアップのシグナルは、Facebookの先導によって人気が高まった。しかし現在では、矢印やハートのかたちが使われたり、あるいはAmazon(アマゾン)のユーザーレビューで「参考になった」と評価する際のように単なるクリックするボックスになったりしている。

2015年にFacebookが絵文字リアクションのセットを導入して以来、単なる「いいね!」だけでなく複数の感情も表すことができる拡張された絵文字リアクションの使用が一般的になった。LinkedIn(リンクトイン)のような他のソーシャルメディアも追随し、2020年にはTwitterまでもが、DM(ダイレクトメッセージ)に絵文字リアクションのセットを採用した。

そして今回の調査でTwitterは、絵文字リアクションをどのように表示するべきか、例えばネガティブなリアクション数を表示すべきかどうかなどについて、ユーザーに意見を尋ねている。

画像クレジット:WFBrother on Twitter

TwitterがTechCrunchに語ったところによると、リアクションの領域で行っている作業は探索的なもので、現在この調査を行っているのは、人々が交わしている会話にもっとニュアンスを加える方法を検討しているからであり、そうすることで、読者がその会話にまつわる追加的な文脈を、よりよく理解できるようになるのではないかと考えているからだという。さらに同社は、新しい絵文字のリアクションが「ハート」に取って代わるものではなく、追加的なものであることも強調した。

Twitterは、まだ絵文字リアクションのセットを構築したわけではなく、テストも行っていないが、どうやらその方向に向かっているようだ。

最近、あるユーザーから「ハートだけでなく、絵文字リアクションも試してみたい」という要望が寄せられた時、Twitterの最高デザイン責任者であるDantley Davis(ダントリー・デイビス)氏は「間もなく何かご用意できると思います」と答えている。

TwitterもLinkedInやFacebookのように、ハートだけではなくいくつかのリアクション絵文字を提供すべきだと思い始めています。すべてをカバーする必要はありませんが、5つか6つの選択肢があるといいですね。

このツイートに絵文字を使って反応し、テストしてみましょう。

Arlan

間もなく何かご用意できると思います。

Dantley Davis

カテゴリー:ネットサービス
タグ:TwitterSNS絵文字

画像クレジット:TechCrunch

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(文:Sarah Perez、翻訳:Hirokazu Kusakabe)