「量子ネイティブ」育成に向けた「Q-LEAP 量子技術教育プログラム」公式サイトが公開

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「Q-LEAP 量子技術教育(QEd)プログラム」は3月25日、公式サイトを公開した。同サイトは、経済・社会的な重要課題に対し、量子科学技術(光・量子技術)を駆使して、非連続的な解決(Quantum leap)を目指す文部科学省・研究開発プログラム「光・量子飛躍フラッグシッププログラム」(Q-LEAP)において採択された人材育成プログラムのひとつとして運営されている。研究開発課題名は「量子技術教育のためのオンラインコース・サマースクール開発プログラム」で、研究開発代表者は野口篤史准教授(東京大学総合文化研究科)。

同サイトでは、量子技術や各種の量子実験に関する定期的なオンラインコースと、各機関でのインターンシップ、また集中的なサマースクールを組み合わせたハイブリッド型式による教育プログラムを作成予定。これらコースは開催とともに動画としても公開。内容に合わせた教科書に類する教材も作成・公開予定としている。

またメンバー・講師として、日本を代表する様々な物理系の若手研究者が参画し、最先端の量子技術の講義を行う。

  • 東京大学 飯山悠太郎氏。専門:量子ソフトウェア
  • 大阪大学 生田力三氏。専門:量子通信
  • 東京大学 長田有登氏。専門:冷却原子・強磁性スピン・イオントラップ・超伝導量子回路
  • 理化学研究所 川上恵里加氏。専門:電子スピン
  • 沖縄科学技術大学院大学 久保結丸氏。専門:常磁性スピン・ハイブリッド量子系
  • 東京工業大学 小寺哲夫氏。専門:量子ドット・スピン
  • 沖縄科学技術大学院大学 高橋優樹氏。専門:イオントラップ
  • 東京大学 武田俊太郎氏。専門:光量子計算
  • 東京大学 玉手修平氏。専門:超伝導量子回路
  • 東京大学 寺師弘二氏。専門:量子ソフトウェア
  • 分子科学研究所 富田隆文氏。専門:冷却原子
  • 大阪大学/量研機構 根来誠氏。専門:NMR・量子計測・電子スピン・超伝導量子回路
  • 東京大学 野口篤史氏。専門:量子制御
  • NTT物性科学基礎研究所 橋坂昌幸氏。専門:量子ホール効果
  • 量子科学技術研究開発機構 増山雄太氏。専門:量子計測・超伝導量子回路と冷却原子
  • 理化学研究所 松尾貞茂氏。専門:超伝導・ナノ細線・半導体物性
  • 理化学研究所 山口敦史氏。専門:原子時計
  • 国際基督教大学 山崎歴舟氏。専門:ハイブリッド量子系
  • 東京工業大学 米田淳氏。専門:量子ドット・電子スピン

近年量子技術は新たな展開を迎えており、これまで見ることさえ難しかった量子が測定技術や周辺テクノロジーにより「操作の対象」となってきた。

同サイトは、量子コンピューター・量子シミュレーション・量子インターネット・量子センサーなどの応用が量子技術の成熟によって可能となってきていること、また今後10~30年という間に社会進出してくるものと指摘。

ただし、量子技術また量子を取り巻くテクノロジーを扱う技術者の育成は明らかに遅れを取っているという。同サイトのプログラムを通し、これまでの量子技術を習得するとともに、今後の未来を開拓する新たな知見の探求を呼びかけている。

「量子ネイティブ」育成に向けた「Q-LEAP 量子技術教育プログラム」公式サイトが公開

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カテゴリー:EdTech
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