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アダルト動画配信のPornhubが2020年版透明性レポートを公開、違反動画検出の取り組みを詳述

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アダルト動画配信のPornhubが2020年版透明性レポートを公開、違反動画検出の取り組みを詳述

Ethan Miller via Getty Images

2020年12月に、児童に対する性的虐待動画を公開し収益の一部を得ているとNew York Timesの記事で告発され、その後承認済みユーザーとコンテンツパートナー以外がアップロードした、ガイドラインに適合しない動画をすべて削除するという大胆な対応を行ったアダルト動画サイトPornhubが、初の透明性レポートを発表しました。この報告書では2020年にPornhubが受けた指摘と、実施してきたモデレーションの実績を明らかにしています。

報告書によると、Pornhubはガイドライン違反、たとえば未成年者が含まれるコンテンツから合意に基づかないコンテンツ、悪意ある表現、動物虐待、近親相姦、血液他の体液を含むもの、暴力的なもの、そして明らかに著作権を侵害しているコンテンツ65万3465件を特定し削除したとのこと。

また、2020年の1年間にサイトは政府、法執行機関、および民間団体から1081件の法的な要請を受けたと述べています。これには合意に基づかないコンテンツや児童労働搾取が含まれているとのこと。

NYTによる問題の告発を受け、Pornhubはアップロードされたコンテンツを公開する前にその違法性を検証するため導入した技術についても報告書には記されています。そのなかにはPornhub独自の映像認識技術であるSafeguardをはじめ、YouTubeが採用する児童性的虐待画像検出テクノロジーのCSAI Match、以前にアップロードされた侵害コンテンツと一致する可能性のあるコンテンツを検出するマイクロソフトのPhotoDNA、コンテンツ認識技術開発企業VobileのMediaWiseなどが列記されています。

さらに、機械的にコンテンツを検証するだけでなく、24時間体制のモデレーターによる人力でのレビューも併用してガイドライン違反のコンテンツ除去に取り組んでおり、利用規約やガイドラインに違反するコンテンツは公開されず、またアップロードしたアカウントの削除などの措置を必要に応じて実施するとのこと。

2月、Pornhubはコンテンツをアップロードするアカウントの身元確認にサードパーティの技術を採用していることも明らかにしていました。また問題が表面化して以降、提携していたVisaおよびMaster Cardは、Pornhubのみならず親会社MindGeekのサービス全体で有料コンテンツの決済処理を停止していましたが、Visaは2020年末頃にMindGeekの一部アダルトサイトで決済処理を再開したとのことです。とはいえPornhubに関してはまだ再開はしていない模様です。

Pornhub、承認済みユーザーおよびコンテンツパートナー以外の動画をすべて削除
Pornhub、NYT記事による批判受け動画アップロード制限およびダウンロード禁止へ

(Source:Pornhub、via:MotherboardEngadget日本版より転載)

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