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機械学習モデルの作成とメンテナンスを支援するCometがシリーズAで14.1億円調達

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機械学習のスタートアップへの投資が最近とても多いのは、多様な企業が多様な事業にその応用を見出そうとしているからだ。そうした顧客企業におけるモデルの長期の継続的開発を、最後にはプロダクション(本番稼働)に行き着く実験的なプロセスで支援するCometが、米国時間4月8日にシリーズAで1300万ドル(約14億1000万円)を獲得したことを発表した。

Scale Venture Partnersがそのラウンドをリードし、これまでの投資家であるTrilogy Equity PartnersとTwo Sigma Venturesがこの投資を支援した。Crunchbaseのデータによると、Cometの調達総額はこれで2000万ドル(約21億8000万円)近くになる。

投資家たちの目に映じたものは、売上が前年比で500%ほど伸びた企業だ。そう語る共同創業者でCEOのGideon Mendels(ギデオン・メンデルス)氏は、次のように述べる。「このところ、追い風が吹いていた。プロダクトに関しては、弊社が実験管理と呼んでいるものに注力して、実際にモデルの追跡調査を行ってきた。そこで調べるものは、モデルに入ってくるデータと、学習のプロセスをコントロールするハイパーパラメータであり、それらを調べることによってチームのデバッグとモデルの現状理解を助ける」。

今回の資金調達に加えて同社は、モデルをポストプロダクションまで見届ける同社プラットフォームの拡張プロダクト、Comet Model Production Monitoring(Comet MPM)を発表した。

これに関してメンデルス氏は「モデルのプロダクションをモニタリングするプロダクトは、要するにモデルのポストプロダクションにフォーカスするものです。私たちの最初のプロダクトは、訓練の間に複数のオフライン実験がモデルとしてどのようにして作られるかに着目したが、このMPMではこれらのモデルが初めてプロダクションに入って以降にフォーカスする」と説明する。

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Scale Venture PartnersのパートナーであるAndy Vitus(アンディ・ヴィータス)氏は、Cometのようなライフサイクルを管理するツールには今後、大きな市場があると考えている。「エンタープライズソフトウェアの未来を牽引するものは機械学習とAIだ。そうなれば、企業がモデルのライフサイクルに対する完全な視野とコントロールを確保することが絶対的に欠かせない」とヴィータス氏は声明で述べた。

同社は成長にともなって、ニューヨークのオフィスに加えてイスラエルに新たなエンジニアリングハブを開設した。オフィスは現在、閉鎖しているが、メンデルス氏によると、パンデミックが落ち着いたら、リモートと通勤の両方を混ぜたハイブリッドオフィスにしたいという。

「オフィスはニューヨークとテルアビブの両方に置く計画だが、オフィスで仕事するのが嫌な人はそれでも良いし、週に2日だけオフィスに来るのでもいい。いずれにしても、世界中からの雇用は続けていく」とメンデルス氏は語った。

カテゴリー:人工知能・AI
タグ:Comet機械学習資金調達

画像クレジット:Westend61/Getty Images

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(文:Ron Miller、翻訳:Hiroshi Iwatani)