Project Kuiper(製品・サービス)
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アマゾンが同社Project Kuiper衛星群最初の打ち上げで宇宙開発で実績あるULAと契約

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Amazon(アマゾン)の衛星コンステレーションであるProject Kuiperが、宇宙への進出に一歩近づいた。アマゾンはUnited Launch Alliance(ULA、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス)と、9回のAtlas Vロケットの打ち上げで同社衛星を打ち上げる契約を結んだと発表した。同社は複数の打ち上げ事業者とロケットを使用して3236機のKuiper衛星を低軌道(LEO)に打ち上げる予定だが、ULAはアマゾンが契約を発表した最初の打ち上げ事業者だ。

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ULAのAtlas Vは、これまで85回のミッションを完璧にこなしてきた宇宙開発業界で実績のがあるロケットだ。例えば、NASAの探査車PerseveranceやLockheed Martin(ロッキード・マーティン)のロボット小惑星探査機OSIRIS-RExの打ち上げに使われた。アマゾンとULAは、契約の対象となる打ち上げロケットの総数については詳しく説明しているが、いつ打ち上げが行われるかについてのスケジュールは明らかにしていない。

2020年末のTC Sessions:Spaceで、TechCrunchはアマゾンのデバイス&サービス担当SVPであるDave Limp(デイブ・リンプ)氏に、打ち上げスケジュールについて質問している。その際、リンプ氏はアマゾンがProject Kuiper衛星の「設計段階の中盤」にあると述べていた。これは明らかに、打ち上げに先立つ量産に入るまでまだ作業が残っていることを意味する。

リンプ氏によると、アマゾンがこのコンステレーションを運営するためのFCC(連邦通信委員会)のライセンス期限が迫っており「約6年後までにコンステレーションの半分を打ち上げる」必要がある。これは設計段階が完了し、実際に衛星を製造している段階になった後、積極的な打ち上げスケジュールが必要になることを意味する。

アマゾンはProject Kuiperに多くの資本と時間を投資しており、初期投資額の100億ドル(約1兆1000億円)と現在500人を含むプロジェクトの専任スタッフ、およびグローバル本社のあるレッドモンド近くの専用オフィスと研究開発施設で支援することを約束している。

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カテゴリー:宇宙
タグ:AmazonProject KuiperULA

画像クレジット:Amazon / ULA

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(文:Darrell Etherington、翻訳:塚本直樹 / Twitter