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ケンドリック・ラマーらの支援を受ける音楽ミキシングのマーケットプレイスEngineEarsがの1.1億円調達

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米国時間5月5日、EngineEarsは100万ドル(約1億1000万円)の資金調達を発表した。同社の初めての投資ラウンドの目玉は、「i」で有名なKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)、DJ Mustard(DJマスタード)、Roddy Rich(ロディ・リッチ)そしてSlauson and Co.らからの投資だ。TechCrunch宛のメッセージでラマー氏は「良い音は今でも音楽で重要だ。Ali(アリ)はずっと前から、考え方が進歩的だ。エンジニアがカルチャーを超えることもある」と述べている。

このサービスは2018年のグラミー賞受賞者であるDerek “MixedByAli” Ali(デレック・アリ)氏が立ち上げた。彼は、ラマー氏やJay Rock(ジェイ・ロック)、SZA(シザ)、Nipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)たちのヒット曲をたくさん手がけている。

目的は教育コースだったが、本人のツアーのカリキュラムになってしまい、4カ国15のワークショップを開いたアリ氏は、コミュニティが最も必要としているものがわかった、という。

「あのとき、何が問題か本当にわかった。支払いを調べたり、クレジットを付加したり、あるいはファイル転送という古色蒼然たるビジネスモデルがすべての問題絡んでいた。要するに、独立系のオーディオエンジニアの自立を助けて、自分でビジネスを作れるようにするという問題だった」とアリ氏はいう。


クレジット:Claima Stories

その後EngineEarsは、オーディオエンジニアのためのマーケットプレイスにむしろ近いものへと枝分かれした。独立系のミキサーはアーティストやレーベルに売り込んでサービスを提供し、自分が仕上げたトラックにクレジット(名前)を付け、そして「フリーランスにとって最も重要」なギャラをもらう。

このプラットフォームは2021年1月にアルファバージョンを立ち上げ、今日まで既存の審査プロセスで120名のエンジニアを評価した。サービスは招待制で、アリ氏によると現在2000名が待ちの状態だという。

サービスは現在、既存のユーザーからの要望に基づく新しい機能の開発に取り組んでおり、将来的にはビートの売買機能などの導入もありうるという。提案されている機能には、特別ゲスト起用の場合の契約交渉などもあるが、その多くは初期的な段階だ。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:EngineEars音楽資金調達

画像クレジット:Christopher Parsons

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(文:Brian Heater、翻訳:Hiroshi Iwatani)