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インドで禁止の「PUBG Mobile」がTencentと決別し「Battlegrounds Mobile」として復活か

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「PUBG Mobile」を手がけた韓国のゲーム開発会社Kraftonは韓国時間5月6日「Battlegrounds Mobile India」というブランド名で、人気の同ゲームタイトルをインドで復活させると発表した。インド国旗のカラースキームを使用し、大部分は「PUBG Mobile」のレプリカであるこの新タイトルは、モバイル端末で「ワールドクラスのAAAマルチプレイヤー」とF2Pゲーム体験を提供するという。

同社は「Battlegrounds Mobile India」のインド国内での発売に先立ち「まもなく」事前登録を開始するとしているが、具体的な日程は明らかにしていない。リブランドされた「PUBG Mobile」は世界第2位のインターネット市場向けに独占的に開発されていると、Kraftonは述べている

「Kraftonはパートナー企業と協力してeスポーツのエコシステムを構築するとともに、ゲーム内コンテンツを定期的に提供していきます。まずは発売時にインドに特化した一連のゲーム内イベントを実施しますが、これは後ほど発表します」とのこと。

今回の発表は、インドが国家安全保障上の問題を理由に「PUBG Mobile」を、中国と関わりがある他の200のアプリとともに禁止してから数カ月後に行われた。その後Kraftonは、パブリッシングパートナーであるTencent(テンセント)との関係を解消し、Microsoft(マイクロソフト)とグローバルクラウド契約を結びインドのモバイルゲームエコシステムに1億ドル(約109億円)の投資を行うなど、いくつかの措置を講じてきた。

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「プライバシーとデータセキュリティを最優先に考え、Kraftonはパートナー企業と協力して、各ステージでのデータ保護とセキュリティを確保します。これにより、プライバシー権が尊重され、すべてのデータ収集と保存が、インドおよびインドのプレイヤーに適用されるすべての法律と規制に完全に準拠することになります」と同社は述べている。

同社は、インド政府当局との間で何らかの会話があったかどうか、また、新タイトルを発売するための承認を得たかどうかについては言及していない。2021年初め、インド政府は中国製アプリの禁止措置を維持すると述べていた。そしてKraftonが「PUBG Mobile」のインド復帰を予告したのは、今回が初めてではない。

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インドで禁止される前、PUBG Mobileはインドで最も人気のあるモバイルゲームだった。同アプリは、インド国内で5000万人以上の月間アクティブユーザー(MAU)を集めていた。人気の高いモバイルインサイト企業によると、2021年4月時点で、PUBG Mobileはインドで1000万人以上のユーザーを抱えていた(多くのユーザーがVPNツールやその他の回避策を使って、地域制限を回避している)。

インドのゲーム市場を長年分析し、IGN Indiaの編集者であるRishi Alwani(リシ・アルワニ)氏は、TechCrunchのインタビューに答えてこう述べた。「このゲームのおかげで、eスポーツ組織のエコシステム全体が確立され、さらには、観客が楽しめるスポーツ性の高いゲームプレイを最大限に活用するストリーマーの家内産業も生まれました」。

Kraftonによると、Battlegrounds Mobile Indiaは、未成年者の福利を保護することを目的としたいくつかの制限付きで発売されるとのこと。そのようなユーザーがゲームをプレイするには、親または保護者の電話番号を提供する必要があり、1日の利用時間は3時間以内、利用金額は約95ドル(約1万円)以内に制限されるという。

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:KraftonPUBGインド

画像クレジット:PUBG Mobile / Krafton

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(文:Manish Singh、翻訳:Aya Nakazato)