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ソフトバンクが中国の産業用自律型モバイルロボットYouibotの16.9億円のラウンドをリード

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Softbank(ソフトバンク)が、繁栄する中国の産業用ロボットスペースで、その新たな賭けの対象を選び出した。その投資対象であるYouibot(ユーアイボット、優艾智合)は、さまざまなシナリオのための自律型モバイルロボットを作る創業4年のスタートアップだ。このたびYouibotが、巨大投資企業のアーリーステージ部門であり、韓国に拠点を置くSoftBank Ventures Asiaが主導する1億元(約16億9000万円)の調達ラウンドを行ったことを発表した。

先の2020年12月にもSoftBank Ventures Asiaは、デリバリーロボットとサービスロボットに焦点を当てたKeeNon(キーノン)という名の中国ロボットスタートアップのラウンドを主導している。

Youibotの既存投資家であるBlueRun VenturesとSIGも今回のラウンドに参加した。深圳に拠点を置く、このSOSVのHAXハードウェアアクセラレータープログラム出身のスタートアップは、企業や投資家が産業オートメーションの採用によって人間の接触を最小限に抑えることを狙う中で、 2020年に3回の資金調達ラウンドを行った。Youibotはこれまでに2億元(約33億8000万円)以上を調達している。

中国の権威ある西安交通大学出身のPhDグループによって創業されたYouibotは、工場オートメーション、物流管理、やさまざまな産業のための検査とメンテナンスのためのソリューションを開発している。例えば、同社のロボットは、バスの待機場の中を移動して、車両のすべてのタイヤを点検し、メンテナンスのための詳細なレポートを提供することができる。このことはMichelin(ミシュラン)の契約を伸ばすのに役立った。

同社のスポークスマンによれば、Youibotの「最強の強み」はエレクトロニクス製造と、電力のパトロールにあるという。

同スタートアップは、半導体事業でも急成長しており、チップ包装、テスト、ウエハ製造に同社のロボットを使用している著名なフロントエンドウエハ工場もある。Youibotは機密保持のため、それらの顧客の名前を開示することは拒否した。

同社が名前を挙げた中国の顧客には、国有機関車メーカーのCRRC Zhuzhou(中国中車株洲電力機車)、国有発電大手のHuaneng Group(華能集団)、Huawei(ファーウェイ、華為)などがある。現在はYouibotの売上の80%は中国内であげられているが、海外市場が急速に追いついてきている。同社の売上高は2020年には3倍に拡大した。

Youibotは、新しい資金をモバイルロボットや独自ソフトウェアの研究開発、チームビルディング、市場拡大などに投入する予定だ。

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カテゴリー:ロボティクス
タグ:YouibotSoftBank中国資金調達投資

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(文:Rita LIao、翻訳:sako)