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ヴァージン・オービットのLauncherOneが2021年6月に再び宇宙へ

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軌道投入を目的とする衛星打ち上げ企業のVirgin Orbit(ヴァージン・オービット)は、宇宙に向けた次のミッションのスケジュールを設定した。

同社は2021年6月にLauncherOne(ランチャーワン)ロケットを再び軌道に打ち上げ、米国防総省の宇宙試験計画(STP)や、ポーランドの人工衛星開発企業であるSatRevolution(サットレボリューション)、オランダ空軍のためにペイロードを届ける予定だ。

このマニフェストには、米国防総省のRapid Agile Launch Initiativeの一環としてのCubeSat(キューブサット)衛星3基、ノルウェー初の軍事衛星で「BRIK II」と呼ばれるCubeSat衛星1基、SatRevolutionの地球観測用光学画像衛星2基が含まれる。米国防総省は2020年4月、ヴァージン・オービットの防衛関連子会社であるVOX Space(ヴォックス・スペース)に打ち上げを発注した。

LauncherOneは、そのペイロードを高度500kmの目標軌道に運ぶ。

LauncherOneにとって、これは2021年1月にNASAの委託を受けて人工衛星を地球低軌道に送った実証ミッションを行って以来の飛行となる。この直近の実証ミッションでは、ヴァージン・オービットが独自に開発した航空機と軌道ロケットのハイブリッド空中打ち上げシステムが、実際に機能することを初めて証明した。2020年5月に行われた1回目の完全飛行テストは、ロケットを発射高度まで運ぶボーイング747型機から切り離した直後、問題が発生したロケットのエンジンが自動安全停止したことで早期終了してしまった。

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6月(日付はまだ未発表)のミッションは、カリフォルニア州のモハーヴェ航空宇宙港から行われる。ロケットは打ち上げ前の作業のために「数日中に」モハベの地に輸送される予定だという。ヴァージン・オービットは、自社のウェブサイトでミッションのライブストリームを配信する予定だ。

ヴァージン・オービットは、実際にペイロードを宇宙に送り出したことのある数少ない民間の軌道打ち上げ企業の1つだ。SpaceX(スペースX)のような他の企業が、従来のNASAなどの機関が設計したものと同様の巨大なロケットを使用しているのとは対照的に、LauncherOneは基本的に、747型航空機を改造してロケットを搭載したものだ。小型で一般的な飛行機の滑走路から離陸できるだけでなく、完全な再利用が可能なのでコストも削減できる。

ヴァージン・オービットは、2017年にVirgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)からスピンアウトした。後者は現在、商業有人宇宙飛行サービスに専心している。今回のミッションは、小さなレコード会社から始まったことに敬意を表し、Virgin Records(ヴァージン・レコード)が初めてリリースしたMike Oldfield(マイク・オールドフィールド)のアルバムの1曲目にちなんで「Tubular Bells, Part One」と命名された。

カテゴリー:宇宙
タグ:Virgin OrbitLauncherOne人工衛星

画像クレジット:Virgin Orbit

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(文:Aria Alamalhodaei、翻訳:Hirokazu Kusakabe)