賞金もゲットできる新たなトリビアクイズのモバイルアプリ「BigBrain」が登場

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なぜ新しいトリビアクイズのモバイルアプリを作ろうと思ったのかと、Nik Bonaddio(ニック・ボナッディオ)氏に尋ねると、シンプルな答えが返ってきた。

「私の人生において、真の情熱を傾けているものは非常に少ない。それはトリビアとスポーツです」と、ボナディオ氏は筆者に語った。「私はすでにスポーツの会社を設立したので、今度はトリビアの会社を設立しなければなりません」。

彼にとってこの等式はどらちも冗談ではない。ボナディオ氏は実際にテレビのクイズ番組「Who Wants To Be A Millionaire?(百万長者になりたい人は?)」で10万ドル(約1090万円)を獲得し、それをもとにスポーツ分析会社のnumberFire(ナンバーファイヤ)を起ち上げた。同社は2014年、FanDuel(ファンデュエル)によって買収された

そして米国時間5月6日、ボナディオ氏はベータテストの期間を経て、BigBrain(ビッグブレイン)を公開した。彼はこのスタートアップ企業が、FirstRound Capital(ファーストラウンド・キャピタル)、Box Group(ボックス・グループ)、Ludlow Ventures(ラドロー・ベンチャーズ)、Golden Ventures(ゴールデン・ベンチャーズ)などから450万ドル(約4億9000万円)のシード資金を調達したことも発表している。

もちろん、モバイルトリビアといえば、注目を集めたドラマ壮絶な最終回の果てに2020年終了したトリビアアプリ「HQ Trivia(HQトリビア)」のことを思い出さずにいられない。

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画像クレジット:BigBrain

しかし、ボナディオ氏によると、BigBrainはいくつかの重要な点でHQとは異なるアプローチをとっているという。まず、無料のゲームもいくつか用意されているものの、大半のゲームはユーザーが参加費を支払う必要があり、この参加費から収益が得られるということ(ボナディオ氏によると、法律的な観点からトリビアはスキルゲームとして認められているため、ギャンブルとは異なるという)。

「無料プレイのモデルはトリビアにはまったく適していません」と、彼は主張する。

また、BigBrainでは司会者付きのライブビデオを配信することはない。ボナディオ氏によれば、これは「技術的に非常に難しく、コスト的にも非常に不利」だという。代わりにBigBrainでは、妥協点を探り「写真を使ったり、さまざまなインタラクティブな要素を取り入れています。単なる多肢選択式のクイズではなく、インタラクティブ性を維持することに力を入れています」と、ボナディオ氏は主張する。

さらに、製作がよりシンプルになるということで、HQは1日2回しかクイズを実施していなかったが、BigBrainでは20回ものクイズを用意し、ピーク時には15分ごとに出題していくという。

クイズのテーマは、昔のヒップホップから大学フットボールや90年代の映画など多岐にわたり、ボナディオ氏によると、クイズによって賞品の構成が異なるとのこと。優勝者がすべての賞金を獲得するものもあれば、参加者の上位50%に賞が与えられるものもあるという。平均的なクイズの参加費は2〜3ドル(約218〜327円)だが、無料のものから「20ドル(約2180円)や、さらに50ドル(約5450円)のものまで」用意される予定だ。

参加費が高くなるのはどのようなクイズなのだろうか?一例としてボナディオ氏が挙げたのは、潜在的なユーザーを対象とした調査で次のようなことがわかったという話だった。「カジュアルな『Rick and Morty(リック&モーティ)』ファンはいません。(中略)彼らは非常に価格に敏感で、すべてのエピソードを見ているので、自分よりも『リック&モーティ』について知っている人がいる世界は考えられないと思っています」。

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:BigBrain資金調達クイズアプリ

画像クレジット:ComicSans / Getty Images

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(文:Anthony Ha、翻訳:Hirokazu Kusakabe)