ゲーマーとコーチを結ぶマーケットプレイス「Metafy」が約6億円の資金を追加調達

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ゲーマーとインストラクターをマッチングするマーケットプレイスを構築している分散型スタートアップ企業のMetafy(メタファイ)は、シードラウンドで調達した315万ドル(約3億4300万円)に加えて、550万ドル(約5億9800万円)の追加資金を調達してラウンドをクローズしたと、米国時間5月6日朝に発表した。この「シード2」または「延長シード」、あるいは単に「ベビー・シリーズA」と呼ばれるラウンドは、Forerunner Ventures(フォアランナー・ベンチャーズ)、DCMSeven Seven Six(セブン・セブン・シックス)の3社が共同で主導した。

Metafyのモデルは市場で人気を博している。CEOのJosh Fabian(ジョシュ・ファビアン)氏によると、同社は設立から約9カ月で、GMV(流通取引総額)が早くも7万6000ドル(約827万円)にまで成長したという。

このスタートアップ企業は公開されているので、ありのままのデータを共有することができる。ファビアン氏によると、Metafyが誕生からどのように成長したかは以下の通りだ。

ちょっとしたヒント。もしメディアにあなたが起ち上げたスタートアップ企業の成長率を気にかけてもらいたければ、このように情報をシェアするといいだろう。(画像クレジット:Metafy提供)

TechCrunchが、シード前に投資しているM25を通じてMetafyの存在を初めて知ったとき、我々は同社のことを、eスポーツのプロや能力の高いゲーマーが、eスポーツを目指す人たちに、自分の選んだタイトルで上手くなる方法を教えるために作られたマーケットプレイスだと推測した。しかし、そうではなかった。

Metafyが「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)」の元プロプレイヤーを雇って、レーニングフェイズにおけるADキャリー役の技術を改善してもらうためのマーケットプレイスだと思ってはいけない。いずれはそうなるかもしれないけれど。現在、同社のGMVのうち、eスポーツタイトルによるものは、完全に0%。その代わりに同社が追求しているのが、ファビアン氏が「活気に満ちた、忠実なコミュニティ」と表現する、強力なニッチフォロワーを持つゲームである。例えば「大乱闘スマッシュブラザーズ」のようなゲームが、現在のGMVを牽引している。

なぜ、最も競争力のあるゲームではなく、そのようなタイトルを追求するのだろうか?MetafyのCEOは、このスタートアップ企業が市場で独特なアプローチを取っていると説明する。つまり、訓練を受ける生徒側ではなく、教えるコーチの方を中核顧客としているのだ。これによってMetafyは、コーチングをフルタイムの仕事にする、あるいは少なくとも十分な報酬を得られる仕事にするというミッションに集中できる。そうすることで、同社は必要なマーケティング費用も削減できる。なぜなら、Metafyに参加しているコーチたちは、独自の顧客層を持っているからだ。ここでMetafyがターゲットにしているのは、スマブラのように、ユーザーが非常に熱心なゲームだ。このようなゲームはコーチを作り上げ、そうやって生まれたコーチがMetafyに登録し、ファンを呼び寄せ、GMVが生成されるという仕組みに適している。

Metafyは大きな計画を持っており、それが最近の資金調達に関係している。ファビアン氏は、スキルカーブのあるゲームなら何でもMetafyに載せることが可能であると、TechCrunchに語った。例えば、デジタルでプレイできるチェスやポーカーなどのゲームも取り入れることができるということだ。そんな未来に向けて、チームを成長させるために、Metafyはより多くの資金を調達することに決めたのだ。

カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Metafy資金調達マーケットプレイスゲーム

画像クレジット:Jasmin Merdan / Getty Images

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(文:Alex Wilhelm、翻訳:Hirokazu Kusakabe)