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インドネシア最大手テレコムTelkomselが配車・決済のGojekに約326億円を追加投資、EC大手との合併控え

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インドネシア最大の通信事業者であるTelkom(テルコム)傘下のTelkomsel(テルコムセル)が、配車・決済サービスのGojek(ゴジェック)に3億ドル(約326億4000万円)を追加投資したと、両社が現地時間5月10日に発表した。同ネットワークプロバイダーが東南アジアのユニコーン企業である後者に1億5000万ドル(約163億2000万円)の小切手を切ったのは、わずか数カ月前のことだ。

今回の発表は、GojekがECプラットフォームのTokopedia(トコペディア)との合併案をまとめようとしている中で行われた。メディアの報道によると、この180億ドル(約1兆9600億円)規模の合併により、GoToと呼ばれる新会社が誕生するという。Telkomselは今回の出資により、GoToのトップ8投資家の1つとなると見られる。

Google(グーグル)、Facebook(フェイスブック)、PayPal(ペイパル)、Visa、Tencent(テンセント)などの著名な投資家から、これまでに34億5000万ドル(約3754億5000万円)以上を調達しているGojekとTelkomselは、戦略的パートナーシップにより、「両社がデジタルサービスの規模を拡大し、新しく革新的なソリューションを提供することで、新たな相乗効果が生まれる」と述べている。

両社は2018年から、Gojekのドライバーパートナーが消費するモバイルデータのコストを補助する契約を維持している。

1億7000万人以上の契約者を擁するTelkomselは、インドネシア最大のテレコム事業者だ。Gojekは、配車サービスに加えて、インドネシアでのデジタル決済やフードデリバリーなど、いくつかの追加事業を展開している。

5月10日のニュースは、2020年11月にTelkomselがGojekに行った1億5000万ドル(約約163億2000万円)の投資に続くものだ。両社はその後、零細・中小企業(MSME)のデジタル化を促進し、ドライバーパートナーに大きなコスト削減をもたらすために、両社のサービスのいくつかの側面を統合した。

例えば、Telkomsel MyAdsとGoBiz(Gojekのレストラン向けビジネス支援アプリ)の統合により、GojekのMSMEパートナーがMyAdsを利用してTelkomselユーザーへのアプローチを効率的に拡大できるようになったことや、GojekのMSMEパートナーがDigiPOS Aja!アプリケーションを利用して、簡単にTelkomselのリセラーパートナーになれることなどが挙げられる。

両社はまた、TelkomselのDunia GamesやTencentとのコラボレーションによるGoPayを通じてゲームサービスを共同販売し、PUBG Mobileユーザーにさらなる価値を提供するという。

TelkomselのCEOであるSetyanto Hantoro(セーチャント・ハントロ)氏は声明の中でこう述べた。「Telkomselは今回の投資により、国内企業が開発した先進的なデジタル技術をベースにしたイノベーションにアクセスする機会が社会に広がると期待しています」。

カテゴリー:その他
タグ:TelkomGojek投資インドネシア

画像クレジット:BAY ISMOYO

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(文:Manish Singh、翻訳:Aya Nakazato)