グーグルがインドでワクチン接種センター、病床や医療用酸素情報の表示を開始

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インドで5億人以上のユーザーにサービスを提供しているGoogle(グーグル)は、世界第2位のインターネット市場であるインドがパンデミックに立ち向かうのを支援するために、同社のサービスをツールに発展させた。

Googleはインド時間5月10日、インドで提供している検索エンジン、マップ、YouTube、Google Pay(グーグル・ペイ)のさまざまなアップデートをロールアウトし、新型コロナウイルスに関する信頼性の高い情報を表示し可視性を高め、同国の人々が危機を乗り越えるために、予防接種センターやその他のリソースを見つけやすくしたと発表した。

Google検索では1年以上前から新型コロナウイルスに関する最新情報を提供してきたが、今回のアップデートで、インドでのワクチン接種登録の詳細を記した情報パネルを表示するとともに、インド政府のワクチン情報公式サイトを上部にハイライト表示した。

これまでインド国内にある2500カ所の検査センターが表示されていた検索とマップも同様に、インド国内の2万3000以上のワクチン接種センターの場所が英語とインドの8つの言語で表示される。この情報は、インドの保健・家族福祉省と協力して入手しているとのこと。

また、ユーザー数ではインドを最大の市場と認識しているGoogleは、インドのGoogleマップでQ&A機能をテストしており、国内の特定の場所にある病床や医療用酸素の有無などのローカル情報を尋ねたり、共有することができると述べている。

今回の新機能ロールアウトは、インドで毎日35万人以上の感染者と3500人以上の死者が報告されている中でのことだ。同国の医療インフラは病床や医療用品の不足により、患者への対応に苦慮している。5月1日には18歳から45歳までを対象にワクチン接種が開始されたが、人々は政府のウェブサイトに登録し、ワクチン接種の予約を確保するのに苦労していた。

ここ数週間、このギャップを埋めるために数多く企業、スタートアップ、起業家、そして投資家が助けを差し伸べようとしてきた。また、Twitter(ツイッター)やFacebook(フェイスブック)、WhatsApp(ワッツアップ)などは、人々がお互いに情報を交換するためのリアルタイムのヘルプラインと化した。

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Googleは、同社のさまざまなチャンネルを利用して、インドでの健康情報キャンペーンのリーチ拡大にも貢献していると述べている。これには「ワクチンに関する『Get the Facts(事実を知ろう)』キャンペーンも含まれており、ワクチンに関して信頼性の高い情報やコンテンツを重視するよう人々に促しています。また、Googleホームページでのプロモーション、Doodle(ドゥードゥル)、アプリやサービス内でのリマインダーなどを通じて、重要な安全性に関するメッセージを発信しています」と、同社はブログ記事で述べた。

YouTubeでは、同社はウイルスの拡散やワクチンに関する情報、専門家が語る事実など、信頼できる情報を提供する動画を集めたプレイリストを作成した。またGoogle Payでは、GiveIndia、Charities Aid Foundation、Goonj、Save the Children、Seeds、UNICEF India、そしてUnited Wayなどの非営利団体への寄付を可能にする「COVID Aid」キャンペーンを開始したという。

同社によると、他のいくつかの財団を支援する同様のキャンペーンでは、460万ドル(約5億円)以上の寄付が集まったとのこと。

「インドがこの壊滅的な第2波と戦っている間、当社は、最前線で対応している無私の個人のみなさんや献身的な組織を支援するために、できる限りの努力を続けます。まだまだ道のりは長いですが、決意を持ち団結して力を合わせれば、流れを変えることができるはずです」と、Google Indiaの新型コロナ対応チームはブログ記事で述べた

カテゴリー:ネットサービス
タグ:インドGoogle新型コロナウイルスワクチン医療YouTubeGoogle PayGoogleマップ

画像クレジット:Google

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(文:Manish Singh、翻訳:Aya Nakazato)