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分散型金融(DeFi)のプライバシーを強化するSienna Networkが12.2億円を調達

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先週私たちは、重要なブロックチェーンプレイヤーであるArrington CapitalとBlocktower Capitalが、プライバシーファーストのスマートコントラクトプラットフォームSecret Network(シークレット・ネットワーク)に大規模な投資を行うところを目撃した。これが示唆しているのは、プライバシー指向の金融ブロックチェーンプロジェクトの台頭だ。それは「DeFi」(decentralized finance、分散型金融)がこの先発展するためには重要な技術だ。私たちは「普通の」金融活動の中でのプライバシーを期待するようになったのだから、当然ブロックチェーンの世界でもそれを期待することになる。

米国時間5月10日、プライバシー分散金融企業のSienna Network(シエナ・ネットワーク)が、機関投資家と公開の後援者たちから1120万ドル(約12億2000万円)を調達したことを発表したが、それはDeFiの世界でプライバシーに向けた新しい動きが始まったことを告げている。その調達のうち1000万ドル(約10億9000万円)はNGC、Inclusion Capita、Lotus Capital,、FBG、Skyvision Capitalなどの投資家から得たものだ。また、DaoMakerとPolkaStarterといった交換業者から120万ドル(約1億3000万円)を調達した。

Sienna Networkは、前述したSecret Network上に構築されている。Sienna Networkは自らを、資産保有者がプライバシー指向トークンに切り替えることを可能にする「プライバシーファーストのクロスチェーン分散型金融プラットフォーム」だと宣伝している。

Siennaは、業界全体に関わる「フロントランニング(最前線)」の問題に取り組む、増殖中のブロックチェーンスタートアップの1つだ。SIennaによれば、そこは悪者が、パブリックDeFiブロックチェーン上で、将来の取引を乗っ取とろうとする場所だ。

Sienna NetworkのチーフエバンジェリストでコアコントリビューターであるMonty Munford(モンティ・マンフォード)氏はこう語る「Siennaの持つブロックチェーン固有のプライバシー設計のおかげで、利用者はユーザーフレンドリーな方法で、プライバシーが保たれたブロックチェーンへのアクセスを行うことができます。Siennaはログイン情報、ウォレットデータ、トランザクションデータ、その他いかなる情報も保存しません。そのウェブサイトを追跡したり、第三者に情報を供与することもないのです」。

フロントランニング詐欺がどのように行われるかは次の通りだ。Ethereum(イーサリアム)上のトランザクションは、より高いトランザクション手数料を支払うだけで、他の誰かが先取りすることができる。それは現実世界で、ブローカーに高い手数料を支払って株式市場での取引に勝つことに似ている。言い換えれば、それが起こり続ければ惨事となり、その脅威のために分散型金融のインフラ全体が脅かされてしまう。

Secret NetworkのCEOであるTor Bair(トール・ベア)氏は「私たちはSiennaが、シークレットDeFiの重要な柱となって、より安全な分散型金融エコシステムによる大規模な採用を助けてくれると信じています」と語っている。

カテゴリー:ブロックチェーン
タグ:DeFiSienna Network資金調達Ethereum

画像クレジット:Sienna Network

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(文:Mike Butcher、翻訳:sako)