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ノーコードでチャットボットを開発可能なKUZENを提供するコンシェルジュがシリーズAで4.5億円を調達

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ノーコードでチャットボットを開発でき、チャットから収集したデータをプラットフォーム上で分析できるウェブアプリ「KUZEN(クウゼン)」を提供するコンシェルジュは、シリーズAラウンドとして、東京⼤学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)およびUB Venturesを引受先とした第三者割当増資で、4億5000万円を調達した。

同社は2015年に設立、2016年からサービス開始。シードはANRI、プレシリーズAはオーケストラインベストメントから、そして今回を合わせると調達合計額は6億円超となる。ビジネスサイド4割、エンジニア6割の構成で、メンバーは約40名。今回の調達で採用と開発の強化を進める。

利便性の高いチャットUIにすべてを集約

KUZENのユーザー数は、2020年9⽉のリリースから半年で10万⼈を突破。まずチャットボット自体が、メールやフォームと比べて、ユーザー側から見てコミュニケーションのハードルが低く、導入側から見ても人件費が削減できてクレーム対応をしなくてよくなることから、採用が進んできている。ECやSaaSでのカスタマーサポートチャットを思い浮かべる人が多いと思うが、情シス、管理部など、社内向けの利用も広がっている。

競合製品との違いは大きく3点。まず画像、動画、スタンプ、音声、フォームなど、チャット上で表示できるものが多いこと。次に、外部システムとの連携に優れていることだ。例えば人事部なら、残業申請開始の時刻になれば自動的に社員にリマインドチャットを送り、チャットで申請時間を送れば、勤怠システムに登録してくれる。忙しい営業部の人員は勤怠システムをわざわざ開かなくてもよいため、打刻漏れも減少する、といった使い方ができる。

連携データベースから情報を取ってきて適切な対応をしてくれる

そして、3点目は開発がノーコードでできることだ。従来は、非開発部隊の場合、システム会社や情シスに依頼をしなければならなかったり、分岐を長時間かけて悩まなければならなかったが、KUZENでは直感操作で構築が可能なことから、導入できる部署が広がっている。

分岐チャート型のUIにすることで変更も容易になり開発時間も短くて済む

目指すはインサイドセールスの自動化

コンシェルジュは、秘書のように機能するサービスをコンセプトに開発を進めてきた。「ワークスタイルの変⾰」をビジョンに「会話を⾃動化して世界を変える」をミッションに掲げる。チャットで得たユーザー情報を分析し適切なお知らせを打つ「KUZENマーケティング」、24時間365日稼働可能なCSチャットボットの「KUZENサポート」などを展開し、チャットに集まるデータをプラットフォームとしてまとめていく考えだ。

集めたデータはCSVで吐き出す手間なくダッシュボードで確認可能

代表の太田匠吾氏は、大学院時代に東京大学アントレプレナー道場1期生にて優秀賞受賞、その後金融系を渡り歩くも、おもしろいことをしたいとさまざまな事業を考案。何度もピボットした結果、大学院時代の同期である白倉弘太氏と同社を共同創業している。

太田氏は「Facebook MessengerのDeveloper Toolが出てきた頃に波をAIチャットボットの波を感じました。『秘書』のように育て、最終的にはインサイドセールスの自動化を行いたい。例えば、ホームページ上のチャットボットでホットカスタマーかどうかを判定し、顧客優先度を振り分けた上で、商談を設定してくれるところまでサポートしてくれたら、それはまさにセールスの秘書として機能する」と語った。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:コンシェルジュKUZENノーコードチャットボット資金調達日本DX