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トレカ+ボードゲーム+NFT+ARを組み合わせた新スタイルのゲーム「Flex NBA」

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コレクティブル(収集品)の黄金時代を迎えている今、レガシーな機関はトレーディングカードを超えて、オンラインでファン同士を結びつける新しい技術を取り入れようとしている。ステルスモードから脱した新興ゲームスタジオのSequoia Games(セコイア・ゲームズ)は、デジタルトレーディングカード「Top Shot(トップ・ショット)」後の世界で人々を魅了するAR卓上型ゲームでヒットを狙っている。

同社の「Flex NBA(フレックスNBA)」は、トレーディングカードとボードゲームとNFTと拡張現実を組み合わせたようなゲームで、Dapper Labs(ダッパーラボ)が「NBA Top Shot」で成し遂げた魔法の一部を取り込むことを目指している。だが、このタイトルはNBA Top Shotと異なり、物理的な収集品と卓上ゲームに依存したかたちをとっている。

現在、コレクティブルの世界は大変な活況を呈しており、デジタルのみの世界に存在するコレクティブルもまた注目を集めている。Sequoia Gamesのハイブリッドなアプローチは、おそらく新しい顧客層を見つけることができるだろう。このゲームは、トレーディングカードのような機能を備えた六角形のディスク(タイル)を中心としたものだが、スマートフォンを通してモバイルアプリ内で見ると、プレイヤーの3Dアニメーションが現実に重ね合わせて表示される。他の人気トレーディングカードゲームと同様の仕組みで、ユーザーはパワーアップタイルを使って各カードを増強できる。現在Flex NBAはクラウドファンディングのKickstarterで支援を募っており、ユーザーはその支援の段階に応じて異なる数種類のタイルを手に入れることができるが、今後はランダムに封入されたパックというかたちで販売も計画されている。

画像クレジット:Sequoia Games

ユーザーがアプリ内でタイルを登録すると、個々のタイルの所有権は、「ブロックチェーンのようなもの」を使ってネットワーク全体で追跡される。ただし、開発チームはこの言葉(ブロックチェーン)を使うことを慎重に避けている。興味深いのは、ユーザーがタイルを登録すると、対面でもオンラインでもゲームをプレイできることだ。同社はこのタイルをやり取りするための自社運営のマーケットプレイスを起ち上げることに取り組んでいるが、購入者は、オンラインでしかプレイしなくても、実際に物理的なタイルを購入し、発送してもらわなければならない。

Flex NBAは、NBA Top Shotと同様に、NBAおよび全米選手協会と公式パートナーシップを結んでいる。だが、現在のところSequoia Gamesは、Dapper Labsとは違って、何億ドル(何百億円)もの資金を抱えているわけではない。Sequoia Gamesの創業者によると、同社は控えめなシードラウンドで資金を調達し、現在はより大規模なシリーズAラウンドを成立させようとしているところだという。

また、需要に応じて新しいカードの供給を迅速に調整できるTop Shotとは異なり、Flex NBAは物理的な世界に留まっているため、タイルの供給にやや制限がある。これが、潜在的なユーザーの関心を早い段階で把握するために、同社がKickstarterを使うことにした理由の1つだ。

Kickstarterにおける各段階の金額は、最も一般的なタイルを含む35ドル(約3800円)の基本パック「Guaranteed All-Star Level Player Tile」から、MVPプレイヤーレベルのタイルなど希少なアイテムが含まれる699ドル(約7万6600円)の「Supreme Flex Domination Pack」まで、かなり幅がある。Sequoia Gamesは2021年7月に各パックの発送開始を計画している。

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カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Sequoia GamesトレーディングカードボードゲームNFT拡張現実NBAブロックチェーンゲーム

画像クレジット:KAZUHIRO NOGI / AFP / Getty Images

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(文:Lucas Matney、翻訳:Hirokazu Kusakabe)