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ジョリーグッドと順天堂大学が新型コロナ診療病棟の完全再現VRを共同開発、医学生に実習の場提供

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VRやAIを使った医療教育サービスの提供などを行っているジョリーグッド順天堂大学は5月12日、「COVID-19診療病棟」をVRで再現した感染症診療VRを共同開発すると発表した。医学生ら向けに実際の感染症診療病棟での実習が可能なVR教材の開発は、全国初の取り組みとなる。

医学生は、感染症についての座学教育を受けられるものの、感染症診療病棟への立ち入りは難しく、実践的な対策実習ができていない。さらに、最近では新型コロナウイルスの影響により、患者への診療、回診、大学病院外での実習といった、医学生に必要な経験を積む臨床実習の場が制限されていることも多い(「医学生の声を届ける!コロナ時代の意識と生活の実態調査」最終報告書より)。

そのため、医学生からは「患者とのコミュニケーションの経験が不足している」「医師になるための最低限の手技も身に着けらず卒業することになる」などの不安が訴えられており、「オンラインで実習できる環境の整備」を望む声も出ていた(2020年10月20日公開「医学生の声を届ける! コロナ時代の意識と生活の実態調査〈第 1 回〉分析速報」 より)。

ジョリーグッドと順天堂大学が共同開発する感染症診療VRは、同学内の実際の「COVID-19診療病棟」を完全再現したもの。医学生や看護学生、理学療法学生たちはその仮想空間内で、感染症に携わる当事者としての現場診療を疑似体験できる。

これまでもジョリーグッドでは、手術室に高精細の360度カメラを設置して、現場にいない人へも手術中の映像をリアルタイムまたはアーカイブで配信し、術者目線で手技を体験学習させられるVR臨床教育プラットフォーム「オペクラウドVR」を提供してきた。

今回の取り組みは、感染症の診断や対処法についてより専門的な教育・実習を医学生などに行い、感染症に関する高度な知識を身に着けた医療人材の養成を目的とした「感染症医療人材養成事業」(文部科学省 令和2年度第三次補正予算事業)に選定された順天堂大学が、医療教育の分野へVR技術を駆使したサービスを提供してきたジョリーグッドとタッグを組んだ形になる。

なおジョリーグッドでは、2021年秋に、さまざまな症例の医療教育VRを体験学習可能なサブスクリプションモデル「オペクラウドVR Viewer」の提供開始も予定している。

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カテゴリー:EdTech
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