名刺アプリEightでオンラインイベントを開催・参加できるプラットフォーム「Eight ONAIR」、Sansanが5月17日提供開始

次の記事

コンテンツモデレーションやオブジェクト識別などをAIベースのAPIで支援するHiveが92億調達

Sansanの取締役、Eight事業部事業部長の塩見賢治氏

クラウド名刺管理サービスなどを提供するSansanは5月17日から、名刺アプリ「Eight」で、簡単にオンラインのビジネスイベントの開催・参加ができるプラットフォーム「Eight ONAIR」の提供を始める。Eight ONAIRによって、オンラインイベントとビジネスパーソンの出会いを後押しする。

Sansanは法人向けにクラウド名刺管理サービス「Sansan」、個人向けには名刺アプリ「Eight」などを開発・提供している。今回のEight ONAIRはEightを軸にした新たなサービスだ。

Eightでは名刺をデータ化し、スマートフォンアプリで管理することができる。同サービスの基本料金は無料で、オンライン名刺の交換やSNS的な機能により繋がった人とメッセージのやり取りなどもできる。2012年に提供を始め、現在は280万人以上が利用しているという。

Eight ONAIRのサービス開始は5月17日からだが、すでに大手企業らによる400個以上のイベントが事前登録されている。EightユーザーはマーケティングやAI、人事など、多種多様なテーマのイベントに参加できる。

また、Eight ONAIRにおけるイベント登録と、ユーザーのイベント参加は無料だ。

Sansanの取締役、Eight事業部事業部長の塩見賢治氏は5月13日に開かれた会見で「Eight ONAIRを充実させることで、Eightのアクティブユーザーを増やしていくことが大きな目的です。ユーザーはイベントに出会うためにEightを毎日開くようになり、アクティブユーザーになります。アクティブユーザーが増えれば、主催者側はより効果的にイベントを訴求できるようになります。Eight ONAIRを核にした強固なビジネスネットワークの構築を目指していきます」と意気込んだ。

コロナ禍で増えるオンラインイベント

コロナ禍で働き方が大きく変わり、オンラインイベントに参加する機会も増えている。Sansanが行ったイベント運営に関わる調査では、92.2%が今後のイベント開催は「オンライン」か「オンラインとオフラインの併用」を想定しているという結果となった。塩見氏は「イベントのオンライン化はいっそう顕著になることが見込まれます」と語る。

一方、オンラインイベント参加者への調査では、63.6%が「探すことが面倒」と答えた。また、回答者の74.2%は「事前に期待していた内容と違った」との経験があるという。塩見氏は「オンラインのビジネスイベントとうまく出会えていない現状が浮き彫りになっています」と説明した。

Eight ONAIRで簡単にイベントを検索可能に

Sansanの執行役員、CPO、プロダクト戦略開発室室長の大津裕史氏

Eight ONAIRではこれらの課題を解決する。自身の職業や属性に最適なイベントを簡単に探すことができ、オンライン名刺を使ってワンボタンで参加できるようにした。

ユーザーが開催中のイベントに参加したいときは、Eightのオンライン名刺を用いて、主催者とオンライン名刺交換をするだけでいい。よく見かける会社名や部署などに関するフォームに、情報をその都度入力する必要はないのだ。

また、開催予定のイベントのチェックも可能で、開催10分前から参加申し込みできる。プッシュ機能を利用すれば開催10分前に通知が届くようになっているため「ユーザーがイベント参加の機会を逃すことがないようにしています」とSansanの執行役員、CPO、プロダクト戦略開発室室長の大津裕史氏はいう。

さらにEightで繋がっている他ユーザーのイベント参加予定状況が、各イベント情報と合わせてわかるようになっている。これにより、ユーザーは自身の関心に沿った内容のイベントを見つけやすくなるという。フィルター機能を使えば、自身とつながりがあるユーザーが参加を予定しているイベントを探すこともできる。

主催者はEightユーザー280万人にリーチ可能

オンラインイベントの主催者側にもメリットがある。280万人のEightユーザーにリーチできるのはもちろん、あるユーザーがイベントに参加を希望することで、そのユーザーとつながりがある他のユーザーにも情報が届くようになる。

また、これまで主催者側はメールやSNS、特設サイトなど、さまざまなチャネルから参加者を誘導してきたが、Eight ONAIRに一本化できる上、イベント情報をより拡散できるようになる。

さらに、主催者側がイベントを開催する際は、告知ページのURLとZoomなどの視聴用ページのURL、開催日時の3つの情報をEight ONAIRに登録するだけでよい。3つの情報を登録すれば、Eight ONAIRのフィード上に表示される。

この他、Eightのオンライン名刺交換で参加を受け付けるため、正確な参加者データも取得可能だ。氏名や肩書、部署などはもちろん、学歴や仕事内容なども把握することができるため、イベント開催後のフォローも効果的に行えるようになる。

塩見氏は「Sansanの事業を加速させていく上でも、Eight ONAIRは大きな役割を担うと思っています」と力を込める。

画像クレジット:Sansan

関連記事
保険セールス向けSaaSサービスの「hokan」が2.5億円調達、Sansanと資本業務提携
法人向けクラウド名刺管理のSansanが「QRコード付きバーチャル背景」生成機能を提供開始
名刺管理ツールのSansanが東証マザーズ上場、2日目午前の最高値は5890円、終値は前日より10円高の5470円

カテゴリー:ネットサービス
タグ:EightSansanバーチャルイベント名刺管理日本アプリ