Gタンパク質共役型受容体など膜タンパク質標的の創薬目指すリベロセラが5.4億円を追加調達

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膜タンパク質を標的とする革新的治療薬の創出を目指すリベロセラは5月14日、第三者割当増資による約5億4000万円の追加資金調達を発表した。引受先は、リードインベスターの東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)、MP Healthcare Venture Management(マサチューセッツ州)、宮銀ベンチャーキャピタル、既存投資家Beyond Next Ventures。累計調達額は約8億円となった。また5月14日付けで、東大IPCパートナーの大堀誠氏が取締役に就任したことも明らかにした。

リベロセラは、Beyond Next Venturesの支援のもと、理化学研究所横山茂之博士の無細胞タンパク質発現技術に基づき2018年4月に設立。無細胞発現技術および非天然型アミノ酸導入技術を用いて、細胞膜上に存在し神経伝達物質などを受容し細胞内に伝える受容体の一種「Gタンパク質共役型受容体」(GPCR)など膜タンパク質に対する医薬品の創出を目指しているという。

調達した資金により、同社技術を活用したファーストインクラス、ベストインクラス医薬品の創出、そのための人材獲得、さらには事業開発を本格化させる。

リベロセラによると、GPCRをはじめとする膜タンパク質は、これまで多くの医薬品を創出してきたものの、複雑な立体構造による精製の困難さ、難発現性などの理由により多くの標的が創薬困難(undruggable。アンドラッガブル)だったという。同社は無細胞タンパク質発現技術により、それらを創薬可能(druggable。ドラッガブル)な標的へと転換するとしている。

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カテゴリー:バイオテック
タグ:創薬(用語)資金調達(用語)リベロセラ(企業)日本(国・地域)