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環境負荷の小さな農業の普及を目指すオーガニック農産物流通の「坂ノ途中」が約8.3億円を調達

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新規就農者をメインパートナーに、環境負荷の小さな農業に取り組む生産者の野菜を販売する「坂ノ途中」は5月14日、第三者割当増資および融資による総額8億3108万8000円の資金調達を発表した。引受先は、MSIVC2020V投資事業有限責任組合(三井住友海上キャピタル)、ハウス食品グループイノベーションファンド、味の素など。借入先は日本政策金融公庫など。累計調達額は約13億7200万円となった。

坂ノ途中は、EC販売による野菜セット定期宅配をメイン事業としており、定期宅配の顧客は2021年4月現在で約6700件と、2年で約4倍の成長を遂げた(2019年5月のシリーズBラウンド時は約約1750件)。オーソドックスな野菜に加えて、旬の野菜や珍しい野菜の販売が特徴だ。また、レシピなどを紹介する公式Instagram(インスタグラム)も4万フォロワーを超えている。

また同社は、野菜の法人向け卸販売事業にあたるオンライン注文サイト「やさいノート」、新規就農者をメインパートナーとする青果流通、ラオスやミャンマーなど希少なアジアのスペシャルティコーヒーの販売「海ノ向こうコーヒー」も手がけている。

坂ノ途中によれば、調達した資金は生産者との連携強化、自社便流通網の拡充やロジスティクスセンターの立ち上げによる物流体制の強化、海外事業である「海ノ向こうコーヒー」の事業拡大などに充てるとしている。オーガニック農産物の市場拡大が見込まれる中、坂ノ途中の新たな農業への取組に注目したい。

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タグ:農業 / アグリテック(用語)坂ノ途中(企業)資金調達(用語)日本(国・地域)