ソースコード保護のBluBracketが約13億円調達、コロナによる分散環境が追い風に

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分散環境でもソースコードのリポジトリを安全に保つことにフォーカスしているアーリーステージスタートアップのBluBracket(ブルーブラケット)は米国時間5月13日、1200万ドル(約13億円)のシリーズAを発表した。

Evolution Equity Partnersがラウンドをリードし、Unusual Ventures、Point72 Ventures、SignalFire、Firebolt Venturesといった既存投資家も参加した。TechCrunchが2020年報じた650万ドル(約7億円)のシードラウンドと合わせ、同社の累計調達額は1950万ドル(約21億円)となった。

ご想像のとおり、分散環境でコードを安全に管理できることは、テック業界の大半が在宅勤務に移行した2020年においてはかなり重宝するものだった。BluBracketの共同創業者でCOOのAjay Arora(アジャイ・アローラ)氏は、パンデミックによって多くの組織がどのようにコードベースを保護するかを注意深く考えることを余儀なくされた、と話す。

「ソースコードが安全に保たれ、漏洩していないことを確かめることに関して組織が抱えていた不安は、当社にとって大きな追い風でした。企業が開発部門の従業員を完全リモートへと移行し、そしてコードは知的財産として事業にとって重要であるため、企業はどんな脆弱性があるのか可視性を確保する必要がありました」とアローラ氏は説明した。

パンデミックの前ですら、ソフトウェアの無料コミュニティバージョンを提供するボトムアップアプローチを取ることで同社はデベロッパーやセキュリティ専門家の注意を引いていた。販促のために購入プロセスの初期ステージの無料バージョンを提供していたことは、新型コロナウイルスが猛威を奮い始めたときに大いに役立った。

今日、何十もの組織にまたがる数千人ものデベロッパーやDevOpsユーザー、SecOpsユーザーがBluBracketのプロダクトを使っている、とアローラ氏は話す。中でも名の知れた顧客はPricelineだが、その他にも社名を公表してほしくないビッグネームの企業を顧客に抱えると同氏は語る。

BluBracketの従業員は現在30人で、年末までに倍増させる計画だ。採用プロセスに多様性とインクルージョンを取り込むことは同社の基本的価値の一部であり、経営幹部が試される部分でもある、とアローラ氏は話す。

「口で言うだけでなく行動で示すべきだと考えていて、私や共同創業者であるCEOのPrakash Linga(プラカシュ・リンガ)にとってOKR(達成すべき目標と、目標達成のための主要成果)の1つ、あるいは実際に取り組んでいることの1つは、チームの多様性とインクルージョンをどれほどうまく構築しているかだと確信しています」とアローラ氏は述べた。そして同社が使っているリクルーターは募集している職種への応募者の多様性に関して同じ基準を持っていると付け加えた。

BluBracketは2018年に創業され、創業チームは書類を安全に保管するのをサポートするスタートアップVeraの出身だ。Veraはアローラ氏とリンガ氏がBluBracketを立ち上げるために社を去った後、2020年12月にHelpSystemsへ売却された

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カテゴリー:セキュリティ
タグ:BluBracket資金調達DevOps

画像クレジット:Yuichiro Chino / Getty Images

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(文:Ron Miller、翻訳:Nariko Mizoguchi