おしゃれ雑貨ショップ向け卸売マーケットプレイスの仏Ankorstoreがさらに約111.6億円調達

次の記事

オスロのVC6社に聞く2021年のスタートアップ界の近況と展望

フランスのスタートアップのAnkorstoreがシリーズBで8400万ユーロ(約111億5500万円)を調達した。このラウンドはTiger GlobalとBain Capital Venturesが主導し、既存の投資家であるIndex Ventures、GFC、Alven、Aglaéも参加した。Ankorstoreはわずか半年ほど前に2500万ユーロ(約33億2000万円)を調達したばかりで、今回は重要な意味を持つ資金調達ラウンドだ。

Ankorstoreは独立系ショップオーナー向けの卸売マーケットプレイスを構築している。日用雑貨、メープルシロップ、キャンドル、ヘッドバンド、バスソルト、文具などの商品をとりとめもなく揃えた、インスタ映えしそうなショップを見たことはないだろうか。

Ankorstoreはショップオーナーがこのような商品を揃えるための支援をしている。あなたはかわいらしい商品をたくさん仕入れて、顧客に対してキュレーター役になることができる。すでにブランドと直接取引をしている場合、Ankorstoreは有利な条件を提示する。複数のブランドを一度に仕入れることができ、しかもAnkorstoreに支払う銀行引き落としは発注から60日後だ。

マーケットプレイス側では、ブランドは納品の際に代金を受け取る。ショップを始めたばかりの人であっても、初回は1ブランドにつき100ユーロ(約1万3000円)から注文できる。

数値は右肩上がりだ。現在Ankorstoreには5000のブランドがあり、5万店のショップがこのプラットフォームから商品を仕入れている。ヨーロッパ各地で店舗が再開し観光が回復すれば、今後は最高の状況になりそうだ。

Ankorstoreは現在、14の市場で運営されている。売上の多くを占めているのは、本拠地であるフランスではなく海外の市場だ。同社共同創業者のNicolas Cohen(ニコラス・コーエン)氏は、成長市場として英国、ドイツ、オランダ、スウェーデンを挙げている。

Ankorstoreは、同社を利用する可能性のある独立系ショップがヨーロッパ全体で80万店あると見ており、これからアプローチできる市場全体は巨大だ。Faireなど他の卸売マーケットプレイスの成功は、この比較的新しい市場には開拓の余地がまだまだあることの証明だ。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Ankorstoreフランス資金調達マーケットプレイス卸売

画像クレジット:Mike Petrucci / Unsplash

原文へ

(文:Romain Dillet、翻訳:Kaori Koyama)