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初代ゲームボーイを改造してオンラインマルチプレイ、まずはテトリス

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XboxやPlayStationの王座が危ない。オンラインマルチプレイヤーゲームの世界に新しい敵が現れた。それはなんとゲームボーイだ。しかもそれは1989年の初代、頑丈で壊れにくい、グレーの4.19Mhzのタンクだ。

ゲームボーイにも、最初からリンクケーブルというアクセサリーで複数のゲームボーイを接続して遊ぶローカルなマルチプレイヤーゲームがあった。しかし任天堂の複数のゲーム機を数フィート以上離してプレイしようと思ったら、当時ならあと数十年待たなければならなかった。

ハードウェアハッカーのstacksmashingがそのすごい名人芸で、ゲームボーイのリンクケーブルのプロトコルを分析し、インターネット経由で動かせるようにした。ゲームボーイはリンクケーブルでRaspberry Piに接続し、さらにカスタムのデスクトップクライアントに接続して、ネット上のゲームサーバーにアクセスし、サーバー上で敵と対戦する。その際、ゲームボーイは、近くにある別のゲームボーイとやりとりしていると思うだけで、地球の反対側にあるかもしれないサーバーと通信していることなど知らない。

最初にプレイしたゲームは何か?もちろんテトリスだ。

どんなゲームでも遊べるようにするには(1998年に捕まえたポケモンをインターネット上で誰かと交換することを想像してみて欲しい)、そのゲーム特有の通信プロトコルをリバースエンジニアリングする必要がある。だから今はテトリスだけだ。幸いなことに、stacksmashingはこれまでに作られたさまざまなコンポーネントのソースコードを公開しているため、それをベースにどんなハッキングもできる。また、一緒に遊んでくれる人がいないとおもしろくないので、このウサギの穴に落ちた他の人を見つけるためのDiscordチャンネルも用意されている。リンクケーブルとRaspberry Piの接続部分は15ドル(約1640円)で販売されている(6月までに出荷予定)。自分でリンクケーブルを細断して配線を露出させる必要はない。

stacksmashingは最近、AppleのAirTagsの分解と改造をしたり、ゲームボーイを(超低性能な)Bitcoinマイナーにしたことで話題になった。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:任天堂ゲームボーイRaspberry Pi改造

画像クレジット:Stacksmashing

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(文:Greg Kumparak、翻訳:Hiroshi Iwatani)