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Rocket Labが打ち上げに失敗したロケットの1段目ブースターを無事回収、再利用に向け光明を見出す

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Rocket Lab(ロケット・ラボ)は、米国時間5月15日に計画していた20回目の打ち上げミッションが失敗に終わり、ペイロードの全損を経験したが、悪いニュースばかりではなかったと、米国時間5月17日に述べた。

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大事なことは、9基のRutherford(ラザフォード)エンジンを搭載したElectron(エレクトロン)ロケットの1段目ブースターが設計通りに動作し、打ち上げ失敗の原因とならなかったことだ。Rocket Labによれば、この1段目ブースターはパラシュートを使用して海上へ着水に成功し、同社はこれを回収して製造施設に持ち帰ることができたとのこと。

また、今回のミッションでは、アルミ製ではなくステンレス製の再設計されたヒートシールドもテストされたが、これも問題なく機能したようだ。ミッションの第一の目的は料金を支払った顧客のペイロードを宇宙に届けることであり、これらの再利用可能なシステムの要素をテストすることは副次的な目的ではあるものの、最終的にはこの再利用可能であることが、同社の長期的なビジネスにおいて、絶対的に重要になってくるはずだ。

「今回の打ち上げで初めて採用した新しいヒートシールドは、地球の大気圏に再突入する際の強烈な熱と力からステージを保護するものです。ロケットの再利用実現に向けて、このプログラムはさらに大きく前進しました」と、Rocket Labは5月17日に発表した。

これはRocket Labの再利用プログラムにとって大きな出来事であり、今後のミッションで再び飛ばすために、今回使用した1段目ブースターとエンジンを調査・評価することができる。同社は引き続き、2021年後半に3度めとなるブースター洋上回収ミッションを実施する意向を示している。Rocket Labは、5月15日のミッション失敗について、米連邦航空局の支援を受けてフライトレビューを行っており、今後数週間のうちにすべてのレビューが完了する見込みであると述べている。

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カテゴリー:宇宙
タグ:Rocket LabロケットElectron

画像クレジット:Rocket Lab

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(文:Aria Alamalhodaei、翻訳:Hirokazu Kusakabe)