インドの産業材B2Bマーケットプレイス「Moglix」が約130億円調達、ユニコーンに

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インドで産業材B2Bマーケットプレイスを営むMoglix(モグリックス)は現地時間5月17日、新しい資金調達ラウンドで1億2000万ドル(約130億円)を調達した。バリュエーションは10億ドル(約1100億円)で、世界第2位の市場で2021年ユニコーンの地位を獲得した13番目の企業となった。

同社のシリーズEラウンドは、Falcon Edge CapitalとHarvard Management Company(HMC)がリードした。既存の投資家からTiger Global、Sequoia Capital India、Venture Highwayもこのラウンドに参加した。同社のこれまでの調達額は約2億2000万ドル(約240億円)となった。TechCrunchは2021年初め、Tiger Globalが10億ドル(約1100億円)のバリュエーションでMoglixへの投資に向け交渉中であったと報じた。

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「私たちは6年前に、未開拓となっているインド製造業の可能性を固く信じてスタートしました。私たちには、Ratan Tata(ラタン・タタ)氏のような支持者から得た信頼と、インドで1兆ドル(約110兆円)の製造業経済を創出するという使命がありました。今日、私たちは進化の次の段階に進むにあたり、この資金調達におけるマイルストーンがイノベーションとディスラプションの旅の証であると感じています」と、Moglixの創業者で最高経営責任者であるRahul Garg(ラウル・ガルグ)氏は声明で述べた。

IIT Kanpur(インド工科大学カンプール校)とISB(インド商科大学院)の卒業生であるガルグ氏が創業して6年目のMoglixは、50万を超える中小企業にサービスを提供している。インド、シンガポール、英国、UAEに3000の製造工場を作り、Hero MotoCorp、Vedanta、Tata Steel、Unilever and Air India、NTPCなどの製造大手を顧客に数える。

Moglixは、1万6000のサプライヤーと35を超える倉庫および物流インフラのサプライチェーンネットワークを運営している。プラットフォーム上に50万以上のSKUがある。同社はインドで最大の工業製品のeコマースプラットフォームであると主張している。

Moglix、Zetwerk、Infra.Marketは近年、同国でニッチカテゴリー向けにB2Beコマースプラットフォームを構築しており、インドでeコマースが幅広く浸透していることを示している。

「Moglix独自の顧客への価値提案とその効果は、顧客と売上の維持に関する同社の卓越した数字に表れています。今や同社の規模拡大の準備は整ったと私たちは信じており、成長の次の段階で同社を支援できることをうれしく思っています」と、Falcon Edge Capitalの共同創業者であるNavroz D. Udwadia(ナブロズ・D・ウドワディア)氏は声明で述べた。同氏は、同社が小切手を書く前に何年もの間Moglixを研究し、注視していたと語った。

17日の発表は、ここ数カ月でインドのスタートアップが確保した約20の大規模な投資に続くものだ。同日の少し早い時間に、Pine Labsは30億ドル(3300億円)のバリュエーションで2億8500万ドル(約310億円)を調達したと述べた。バリュエーションは2020年初頭の10億ドル(約1100億円)からの上昇だ。KKRはLenskartに9500万ドル(約104億円)を投資したと述べた。

ソーシャルコマースのMeesho、サブスクリプションプラットフォームのChargebee、ソーシャルネットワークのShareChat、メッセージングプラットフォームのGupshup、フィンテックのCREDは、ここ数週間でユニコーンになったインドのスタートアップだ。いずれもラウンドのほとんどは、Tiger GlobalかFalcon Edge Capitalがリードした。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Moglixインド資金調達ユニコーン企業Tiger GlobalB2B

画像クレジット:Getty Images

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(文:Manish Singh、翻訳:Nariko Mizoguchi