次世代型のイメージ認識型高速セルソーティング技術開発を手がけるシンクサイトが28.5億円のシリーズB調達

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AI駆動のイメージ認識型高速セルソーティング技術を用いた治療・診断プラットフォームの研究開発を行うシンクサイトは5月19日、第三者割当増資による総額28.5億円の資金調達を発表した。引受先は、リード投資家の未来創生2号ファンド(スパークス・グループ)、シスメックス、ジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合(三井住友トラスト・インベストメント)、SBIグループ、テクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合(伊藤忠テクノロジーベンチャーズ)を含めた5社。累計調達額は約49億円となった。

シンクサイトは、独自開発のイメージ認識型高速セルソーティング技術であるゴーストサイトメトリー技術(GC技術)の研究開発を行なっている。今回調達した資金により、GC技術を利用した革新的な治療や検査診断の実用化に向けて、各領域における共同研究をさらに推し進める。またGC技術が搭載された細胞分析・分離システムの開発を推進し、事業拡大に伴い人材の拡充や米国市場の事業開発も予定している。

従来の単一細胞計測技術はがんや免疫疾患をはじめとする病態の解明や病気の診断などの生命科学研究や医療において重要な技術であるものの、単一細胞から取得する情報量と分離スピードを両立させることが困難だった。そこで、シンクサイトはこの両立を実現するGC技術を世界で初めて開発し、その成果を科学誌Scienceに2018年に発表した。同社は、再生・細胞医薬、医療検査診断および創薬の領域での本技術の活用に向け、製薬企業、医療機器メーカー、研究機関などと共同研究を進めているという。

2016年2月設立のシンクサイトは、東京大学および大阪大学で生まれた先端技術を基に、ライフサイエンスおよび医療の発展と革新を目指すスタートアップ企業。先端イメージング、機械学習、マイクロ流体などの異分野技術を組み合わせて、次世代型のイメージ認識型高速セルソーティング技術の開発を手がけており、この基盤技術を用いることで、新しい再生・細胞医薬や医療検査診断、創薬を実現させ、革新的な治療や診断に貢献することを目指している。2019年6月には、経済産業省よりJ-Startupの1社に認定された。

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カテゴリー:バイオテック
タグ:医療(用語)AI / 人工知能(用語)大阪大学(組織)再生医学・再生医療資金調達(用語)シンクサイト(企業)東京大学(組織)日本(国・地域)