農地の石を除去するロボットを開発するTerraClearが約27.3億円を調達

次の記事

拡張現実でのNFTの閲覧・共有方法を模索する「Anima」がCoinbaseの支援を受ける

農業用ロボットと聞いて、石を拾うロボットは最初に思い浮かばないだろう。それは当然だ。果物や野菜の収穫、除草、畑の手入れなどを自動化しようとしている企業は数多い。だが、石は多くの農家にとって依然として大きな問題だ。大きくて重いから除去するのが大変だし、放置していると機械を壊してしまう恐れもある。

「これは、私自身が人生をかけて取り組んでいることです」と、TerraClear(テラクリア)のCEOであるBrent Frei(ブレント・フライ)氏は、プレスリリースで述べている。「世界には4億エーカー以上の耕作に適した土地があり、この問題に対する費用対効果と生産性の高いソリューションを待ち望んでいます。このような反復的な作業は、自動化するのに最適な対象であり、我々の技術を農地に導入すれば、植え付けの準備に必要な労働力と時間を劇的に削減させることができます」。

ワシントン州ベルビューを拠点とするTerraClearは、1時間あたり最大400個の石を拾い上げ、最大300ポンド(約136kg)の石を移動させることができる、自動化されたロボットソリューションを作り上げた。2019年に製品開発を加速させるために600万ドル(約6億5500万円)の資金を調達した同社は、米国時間5月26日、シリーズAラウンドで2500万ドル(約27億3000万円)を調達したと発表した。

Madrona Venture Group(マドロナ・ベンチャー・グループ)が主導したこのラウンドによって、同社がこれまでに調達した資金の総額は3800万ドル(約41億5000万円)に達した。今回の資金は2022年に向けて、生産と販売の拡大および従業員の増員に充てられる。TerraClearのロボット「Rock Picker(ロックピッカー)」は現在、予約受付中だ。同社のシステムは、マッピングサービスやサードパーティのドローンサービスと連携し、AIを使って大きな石を識別して、投入されたロボットがこれらの石を除去することができる。

関連記事
ブロッコリーの収穫期をドローン画像とAI解析で診断、スカイマティクスの葉色解析サービス「いろは」が生育診断提供開始
スマホ活用・画像解析AIによるイチゴの高精度生育解析の検証実験結果をキヤノンITSが報告
タイヤ交換だけで農業用一輪車・ねこ車を電動化する「E-Cat Kit」が広島県JA尾道市で販売開始
田んぼの自動抑草ロボットを開発する有機米デザインが2億円を調達し実用化を加速
コロナ禍でむしろ育ち盛りの「インドア農業」Boweryがセレブの支援あり約326億円調達

カテゴリー:ロボティクス
タグ:TerraClear農業資金調達

画像クレジット:TerraClear

原文へ

(文:Brian Heater、翻訳:Hirokazu Kusakabe)