ヴァージン・ギャラクティックが宇宙空間でのヘルスケア実験を行なう研究者を専用機で打ち上げ

次の記事

WWDC 2021で期待される発表は?iOS 15、iPadOSリニューアル、もしかしたら新Macも

Virgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)に新たな顧客International Institute for Astronautical Sciences(IIAS)が加わった。同研究所は研究者、市民科学者、STEMインフルエンサーのKellie Gerardi(ケリー・ジェラルディ)氏を、Virgin Galacticの専用機に搭乗させる予定だ。ジェラルディ氏は、宇宙飛行が宇宙飛行士に与える影響をリアルタイムで調査するための新しいバイオモニターシステムなどのヘルスケア技術の研究を中心に、さまざまな実験を行う予定となっている。

ジェラルディ氏は、これまでにもパラボリック・リサーチ・フライト(宇宙空間の無重力環境を模擬した高高度の航空機飛行)を何度か経験している。しかし、宇宙に行くのは今回が初めてで、これまで無重力状態をシミュレートして研究を行ってきた研究者たちにVirgin Galacticが提供したいと考えているメリットを示すものだ。

画像クレジット:Kellie Gerardi

ジェラルディ氏がテストするバイオモニターシステムはカナダのスタートアップHexoskinがカナダ宇宙庁と共同開発したもので、そのセンサーの配列でできたウェアラブルデバイスは「Astroskin(宇宙皮膚)」と呼ばれ、打ち上げや低重力や再突入、着陸など宇宙への旅の主な局面が及ぼすインパクトをモニターする。ジェラルディ氏が行うもう1つの実験は、宇宙で使う加湿器や注射器などの設計のための流体動力学テストだ。

Virgin Galacticは以前にも同様のミッションに応じたことがある。科学者のAlan Stern(アラン・スターン)氏の専用打ち上げでは、NASAとサウスウエスト研究所のための実験を行った。同社は、個人宇宙飛行士がお金を払って乗る有料宇宙観光ツアーで話題になっているが、今回のような商用の研究目的も、同社にとって重要なものとなるだろう。

関連記事
眺めを重視したVirgin Galactic観光宇宙船の内装に注目
コンコルド超えマッハ3超音速旅客機の設計をVirgin Galacticが発表、ロールス・ロイスがエンジン担当
Virgin Galacticが第3世代宇宙船「VSSイマジン」を初公開、CEOが語る消費者向け宇宙ブランドの構築

カテゴリー:宇宙
タグ:Virgin Galactic実験

画像クレジット:Virgin Galactic

原文へ

(文:Darrell Etherington、翻訳:Hiroshi Iwatani)