VC / エンジェル
SaaS(用語)

未達の事業計画を撲滅、SaaSの事業計画を「ざっくり正しく」作成する「projection-ai」ベータ版が公開

次の記事

米アップルの一部従業員グループが9月からの週3日出社に反対、柔軟な対応を望む意見書を提出

SaaSスタートアップを起業したい人の事業計画作りを支援するprojection-ai(プロジェクション・エーアイ)は6月7日、事業計画書作成サービス「projection-ai」のベータ版公開リリースを発表した。

自身がベンチャー投資家である代表取締役の浅田慎二氏は、「積み上げ型」で作られることが多い事業計画書は細かくなりすぎる傾向にあり、作成した本人だけでなく、見る側の投資家にとっても見づらい資料となり、「相互理解を妨げるシーン」を数え切れないほど見てきた苦い経験を持つ。

企業のDXに対する関心が高まるにつれ、SaaS企業にも注目が集まり、SaaSスタートアップの起業・資金調達・成長が加速しているものの、起業家にとって事業計画書の作成はハードルが高く、「数値の妥当性や計画の蓋然性を判断できないことも考えられる」という。積み上げ型で作成するとKPI(重要事業評価指標)が複雑化し、ゴールが曖昧になり、目標未達に陥る。そのため資金調達に苦労し、初期段階で出鼻を挫かれることになる。そこで同社は、「未達の事業計画を撲滅する」をミッションに、「月額単価の入力と理想とする成長モデルを選択するだけで、逆算されたオリジナルな事業計画」を「ざっくり正しく」作成できるサービス「projection-ai」を開発。Googleアカウントがあれば誰でも利用できるようにした。

「projection-ai」には次の3つの特徴がある。

  • 逆算型の事業計画をミスなく簡単に・早く:SaaSに特化したテンプレートを使うことで複数のシナリオの作成や比較が行える。目標年間経常収益(ARR)と月次経常収益(MRR)から逆算して必要なKPIを自動算出し、目標達成に近づきやすい事業計画を作成
  • 豊富なナレッジで安心:国内外のSaaS企業の成長倍率、コスト構造、人員計画などの知見、他社事例や業界水準を参考にした事業計画の作成が可能
  • 実績管理までシームレスに対応:作成後は実績値を入力して月次の予実管理が行えるため、軌道修正をしながら目標に近づける

2021年1月から実施したクローズドテストには約140社が参加し、そのうち15社以上が有料ユーザーとして継続利用しているという。米カリフォルニア州のシードアクセラレーターY Combinator(Yコンビネーター)の一次審査を通過したという同社は、今後はグローバルに、シードおよびアーリーステージのSaaS起業家の支援を目指す。

関連記事
元Salesforce Ventures浅田氏が独立系VCのOne Capital設立、1号ファンドは50億円規模でスタート
独立系ベンチャーキャピタル「One Capital」が1号ファンドを160億円でクローズ

カテゴリー:ネットサービス
タグ:経営支援SaaS(用語)事業計画(用語)projection-ai(企業・サービス)資金調達(用語)日本(国・地域)