低スキル求職者が自分で面接を予約、採用の時間・費用を削減する求人マーケットプレイスFrontier

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「垂直統合型の新しい求人マーケットプレイス」をうたうFrontier(フロンティア)は、米国のNFXが主導し、ロンドンのFirstminute Capital、FJ Labs、Cyan Banister(シアン・バニスター)氏、Ilkka Pannanen(イルッカ・パーナネン)氏、Alex Bouaziz(アレックス・ブアジーズ)氏、Liquid 2、その他数社のファンドやエンジェルが支援した280万ドル(約3億円)の資金調達ラウンドを得て、米国時間7月9日よりサービスを開始した。

Frontierの特徴は、応募者を事前テストして優秀な候補者を選別し、その候補者が直接雇用主との面接を予約できるようにすることで、採用プロセスにかかる時間と費用を削減することだ。

しかし、Frontierが扱おうとしているのは複雑なポジションではない。このサービスは、低スキルワーカーを大量に必要とする企業を対象としている。これまでの顧客には、Carrol’s(バーガーキングの最大のフランチャイザー)やConcentrix(コンセントリクス)などがある。

Frontierの創業者兼CEOのElliot O’Connor(エリオット・オコナー)氏は次のように述べている。「採用活動は、雇用者と求職者の双方にとって断片的なワークフローとなっており、ポジション充足までの時間を大幅に遅らせ、労働市場の硬直化を招いていると当社は考えています。今の世界にはそんな余裕はありません。採用の問題を解決するには、プラットフォームが、既存のジョブプラットフォームよりも採用ファネルの多くの部分を所有し、その立場を利用してエクスペリエンスを再定義する必要があります」。

彼らはAI的な意味でのアルゴリズムを使っているわけではないと、同氏は電話インタビューで話してくれた。また、スキルベースの評価を適用することで、無意識のバイアスを取り除いているとも。「当社は、高ボリュームの低スキルワーカーに焦点を当てています。例えば、カスタマーサポートや小売店、倉庫などです。ですから、評価しているのはタイピングのスピードなどです。誰も履歴書を見ません。ルールベースのシステムなので、企業が自分でルールを設定することができます。AIはありません」。

オコナー氏はさらに付け加えた。「当社は、世の中にあるさまざまなソフトウェアを食べつくして、垂直統合された1つのソフトウェアにまとめました。基本的にモジュール化されているので、お客様はそれぞれの基準で審査をセットアップすることができ、機械がそれを代行してくれます。ですから、面接では資格を持った候補者から選ぶことになります」。

NFXのジェネラルパートナーであるPete Flint(ピート・フリント)氏は、次のように述べている。「Frontierは、生活のさまざまな場面ですでに存在しているオンデマンド体験を提供することで、人材調達のプロセス全体を変えようとしています。仕事を見つける、または採用するまでの時間を短縮することで、労働市場の多くの層に大きなメリットをもたらしています。Frontierの製品やビジネスモデルに組み込まれたネットワーク効果は、従来の既存企業とはまったく異なるものです」。

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カテゴリー:HRテック
タグ:Frontier資金調達

画像クレジット:Maskot / Getty Images

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(文:Mike Butcher、翻訳:Aya Nakazato)