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暗号資産VCは約165億円コミットするほどTerraform Labsの「エコシステム」に期待している

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現在、多くのブロックチェーンプラットフォームが投資家や開発者の注目を集めようとしのぎを削っており、その中には大手のEthereum(イーサリアム)から、2021年5月にご紹介したSolana(ソラナ)のようないわゆる「Ethereumキラー」も含まれている。

多くの場合これらの技術は非常に有望であると考えられており、投資家はブロックチェーンだけでなく、そのブロックチェーンネットワーク上に構築される製品やプロジェクトのエコシステムにも資金を提供したいと考えている。例えば米国時間7月14日には、Solanaブロックチェーンネットワーク上に存在するデジタルウォレットのPhantom(ファントム)が、Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ、a16z / 2021年6月にはSolanaのデジタルトークンにも多額の資金を投じている)がリードするシリーズAで900万ドル(約10億円)の資金調達を発表した。

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同様に、投資家のシンジケートが米国時間7月16日、Terraform Labsに票を投じた。Terraform Labsは3年前に設立されたプラットフォームで、当初はさまざまなフィアット通貨の価値に連動した、いわゆるステーブルコインをeコマース向けに鋳造することを目的としていたが、その後、提供するサービスを拡大してきた。

実際、このプラットフォームから構築される可能性があるものは非常に多く、Pantera CapitalやArrington XRPなどの支援者は、Terraエコシステムに関連する製品に1億5000万ドル(約165億円)を投資することをコミットしているが、これは数年かけて展開されるコミットメントであり、それが実を結べば、Terraformの実質的な成長を後押しする一種の好循環になると同社は述べている。

なぜ彼らはTerraformにそこまで期待しているのか?シンガポールを拠点とするこの企業は、決済時間を数日から数秒に短縮することで韓国のマーチャントユーザーの間で急速に人気を集めているが、その際、eコマースの顧客はオンライン(時にはオフライン)の取引にブロックチェーンが関わっていると知らないことが多いようだ。

投資家のMike Arrington(マイク・アーリントン)氏によると、この会社は非常に好調で、Chaiというeコマース用ウォレットを立ち上げ、アジアで人気を博しているという。また、現実世界の資産の価格を追跡するファンジブルトークン(代替可能な資産)、すなわち「シンセティック」を作成するMirror Protocolも立ち上げた(Mirrorの最初のラウンドはArrington XRPが主導した)。

確かに、Terraformのトークン(LUNAと呼ばれる)の時価総額は2021年1月の3億ドル(約330億円)から26億ドル(約2861億円)へと急上昇しているが、これは興奮した買い手たちによるものだ。

これらの投資家が先走っているかどうかはまだ答えの出ていない問いだが、Coinbase VenturesやGalaxy DigitalのMike Novogratz(マイク・ノヴォグラッツ)氏などを含む出資者たちは、Terraformがまだまだ成長すると確信している。

2021年1月にGalaxy DigitalがTerraformの2500万ドル(約27億5000万円)のラウンドを共同で主導した際、ノヴォグラッツ氏はBloombergの取材に応じ、この投資について次のように述べている。「Terraformのすばらしい点は、サンドボックスの外に出ていく最初のサンドボックス型実験の1つであることです。当社は常にそうしたプロジェクトに注目しています。なぜなら、これらのプロジェクトはこれから他に何が起こるかを示す炭鉱のカナリアだからです」。

カテゴリー:ブロックチェーン
タグ:Terraform Labs資金調達暗号資産

画像クレジット:Chan2545 / Getty Images

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(文:Connie Loizos、翻訳:Aya Nakazato)