Shopifyの第2四半期売上高は前年同期比57%増、新型コロナでeコマースが好調

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カナダのeコマース大企業Shopify(ショッピファイ)は現地時間7月28日、第2四半期決算を発表した。Microsoft(マイクロソフト)やApple(アップル)の決算発表後の時間外取引と同じく、同社の株価は予想を上回る決算内容に対して控えめに反応している。

Shopifyの2021年第2四半期の売上高は11億2000万ドル(約1228億円)で、前年同期比57%増だった。同社のサブスクプロダクトの売上高は同70%増の3億3420万ドル(約366億円)で、その一方で販売サービスの総収入はボリュームが増えたことで同52%増の7億8520万ドル(約861億円)に達した。

投資家らは売上高10億5000万ドル(約1151億円)を予想していた

Shopifyはまた、巨大な利益も計上した。実際、総売上高11億2000万ドルからGAAPで純利益8億7910万ドル(約964億円)を生み出した。どうやって可能にしたのか。とんでもない額の収益は、部分的には株式投資に関連する7億7800万ドル(約853億円)もの含み益によるものだ。しかしそうした収益がなかったとしても、同社の2億8460万ドル(約312億円)という修正後純利益は前年同期の1億2940万ドル(約141億円)の2倍超だ。同社の1株あたり利益は含み益なしで2.24ドル(約245円)で、予想されていた97セント(106円)を大きく上回った。

決算発表後、同社の株価上昇率は1%にも満たない。

テック大企業の決算が予想を上回ったことに対する控えめな反応を考えると、主要テック企業の第2四半期決算が予想を上回ると投資家が見込んでいたことが明らかになっている。テック企業の決算が予想を上回るのはそれぞれの発表前に織り込み済みだった。

Shopifyの四半期決算の残りの数字はいずれも大きなものだ。2021年4〜6月の同社の流通取引総額(GMV)は422億ドル(約4兆6310億円)で前年同期比40%増だった。この額は予想を10億ドル(約1097億円)超上回った。そして同社の月次経常収益(MRR)は同67%増の9510万ドル(約104億円)だった。

Shopifyの成長は続くと思われている。年換算売上高を算出するのに第2四半期決算の売上高を使うと、同社の評価額は現在の総収入の43倍となる。これは、投資家のお気に入りであるリカーリングソフトウェア料から売上を生み出す企業にとってアグレッシブだ。その代わり、投資家は同社のGMVベースのサービス売上高と従来型のソフトウェア収入の組み合わせに対し事実上の最高額を支払うことに満足しているようだ。

eコマースの成長が続いていることでマーケットが強気であることを考慮して欲しい。

Shopifyの競合相手で同じく公開企業であるBigCommerce(ビッグコマース)の8月上旬の決算発表への反応がどのようなものになるのか興味深いところだ。Shopifyの決算を受けてBigCommerceの株価は3%以上上昇した。Shopifyに対するマーケットの反応を考えると皮肉かもしれない。もちろん、市場は平等ではない。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:Shopify決算発表eコマース

画像クレジット:SOPA Images / Getty Images

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(文:Alex Wilhelm、翻訳:Nariko Mizoguchi