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ブラジルでペット用品やサービスをオンライン販売するPetloveが165億円調達、ソフトバンクも出資

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サンパウロを拠点とするペット市場向け商品・サービスのデジタルプラットフォームPetlove&Co(ペットラブ・アンド・カンパニー)は現地時間8月30日、Riverwood Capitalがリードする資金調達ラウンドで約7億5000万レアル(約165億円)を調達したと発表した。

このラウンドは、Petloveがこれまでに調達した金額の約2倍に相当する。同社は、インターネット黎明期である1999年に創業した際、PetSuperMarketとしてスタートした。現在では、ペット用品やサービスを幅広く提供するオンラインストアの運営を続けている。

Crunchbaseによると、今回の資金調達ラウンドには、Tarpon、SoftBank(ソフトバンク)、L Catterton、Porto Seguro、Monasheesも参加した。同社の調達総額は2億2580万ドル(約248億円)となった。2020年1月以降だけでも、Petloveは1億9200万ドル(約211億円)以上を調達した。同社は最新のラウンドで、どの程度のバリュエーションで資金を調達したのか明らかにしていない。だが、全体として2020年の売上は前年比65%増だったとしている。

PetloveのCEOであるTalita Lacerda(タリタ・ラセルダ)氏は、今回の新たな資本を、配送能力強化を目的とした物流ネットワークのさらなる拡大に一部使用すると述べている。特に、注文から4時間以内に商品を届けることができるエクスプレスデリバリーサービス「Petlove Já」を他の地域にも拡大する予定だ。このサービスは現在、サンパウロやベロオリゾンテなど、ブラジルの一部の都市でのみ提供されている。

今回の資金調達は、サブスクリプションプログラムの拡大にも充てられる。これはブラジル初の試みであり、同社の主力サービスの1つだとラセルダ氏は話す。同氏によると、パンデミックの際には、このサービスが「大幅に成長」し、同社の取扱量の75%に達したという。

「ブラジルのペット市場は世界最大級であり、同国の消費者は、高いレベルで顧客中心主義を実行するデジタルネイティブな製品やサービスをますます求めるようになっています」とRiverwood Capitalの共同創業設立パートナー兼マネージングパートナーであるFrancisco Alvarez-Demalde(フランシスコ・アルバレス・デマルデ)は書面で述べた。

同社は、最近のDogHeroとの統合、VetusとVetSmartの買収、Porto.Petの立ち上げなどを経て、進化・成長してきた。

「当社は、この急速に拡大する市場において、すべてのステークホルダーのニーズを満たすために、ますます包括的で包摂的なプラットフォームを構築しました」とラセルダ氏はいう。

Petloveによると、ブラジルは総消費額で世界第4位のペット市場だという。Instituto Pet Brasilによると、ブラジルのペット市場の総売上高は2020年に400億レアル(約7700億円)を突破し、前年比13.5%増となったが、Petloveは65%増を達成した。同国のペット所有率は全体的に高く、米国では50%がペットを所有しているのに対し、ブラジルでは60%だ。

PitchBookによると、Petloveは400人以上の従業員を抱えている。

SoftBank Latin America Fundのブラジル担当兼オペレーティング・パートナーであるAlex Szapiro(アレックス・サピロ)氏は、Petloveが「ラテンアメリカ最大のエコシステムの形成」に貢献したことを「このセグメント、そして小売業全体において、最も並外れたものの1つ」と評した。

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画像クレジット:Petlove

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(文:Mary Ann Azevedo、翻訳:Nariko Mizoguchi