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凸版印刷が人の集中状態を計測できるイヤホン型脳波デバイス「b-tone」発売、2025年度までに累計約10億円の売上げ目指す

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凸版印刷は9月7日、簡易に人の集中状態を計測できる小型・軽量のイヤホン型脳波デバイス「b-tone」を9月8日から発売すると発表した。同社が2020年6月にリリースした集中力を高める空間演出ソリューション「Your Space」(ユアスペース)との連携によるサービスの最適化を目指す。また、働き方・学び方領域を中心とした共創パートナーを募集し、b-toneで取得したデータを活用するビジネスを推進するとのこと。

b-toneは、集中やリラックスの状態を可視化することで個人のパフォーマンス向上を支援するデバイスとして、2021年2月に韓国SOSO H&Cと共同開発したもの。スマートフォンに専用アプリをインストールすれば、いつでもどこでも計測ができる。計測データはクラウドに保管され、ダウンロードして再加工や再分析が行える。

展開例としては、「学習塾・公教育」「オフィス」「スポーツ・eスポーツ」「瞑想・マインドフルネス」が提示されている。

学習塾・公教育では、生徒の集中力モニタリングや集中データを蓄積して授業や教材の評価に活用する。オフィスでは、自分にとって最適な働き方の分析。スポーツ・eスポーツでは、「ベストパフォーマンスの状態」の可視化による再現性の向上。瞑想・マインドフルネスでは、瞑想状態の可視化による再現性の向上などとしている。

ヘルメット型やヘッドバンド型に比べ小型軽量であるため、長時間の測定が可能。心拍数や3軸加速度計による姿勢のモニターも行えるため、脳波からは集中、ストレス、リラックスの状態、心拍からは活動量、加速度からは運動量や首の動きといった数多くの情報が取得できる。イヤホンとしても利用可能なため、eラーニングやテレビ会議などに参加しながら自然な測定を行えるという。

デバイスの取得指標と推定可能項目

  • 取得指標:脳波・心拍・3軸加速度
  • 推定可能項目(将来的な構想も含む):脳波(集中・ストレス・リラックス)、心拍(集中・心拍数・活動量)、3軸加速度(集中・運動量・首の動き)

価格は、パッケージ一式(b-tone端末1台、専用アプリインストール済みスマートフォン1台、その他付属品)が8万円。システムランニング費として月額8000円がかかる。

今後はb-toneを普及させ、これを活用した各種パフォーマンス向上ソリューションを提供するとのこと。2025年度までに、関連受注を含めて累計約10億円の売上げを目指す。