【レビュー】Nintendo Switch有機ELモデル、「メトロイド ドレッド」をプレイしてみた

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2021年は、任天堂ニュースにとって大きな年となった。先週発表されたスーパーマリオの映画化や、Switchの最高傑作ゲームの待望の続編など、熱にうなされて見たあり得ない夢のような話の間で、ゲーム業界の巨人である同社による他の大きな動きを見失いかねない。

任天堂は先日ニューヨークで、ホリデーシーズンに向けて発売される2つの大きな製品を紹介するため、親密な(そして十分に社会的距離を保った)イベントを開催した。その1つ目は、19年ぶりとなる2Dの「メトロイド」タイトルである。このタイトルは、2021年のバーチャルE3でサプライズ発表されたものだ。

画像クレジット:Nintendo

今回の説明会では「メトロイド ドレッド」がさまざまな意味で主役となり、同ゲームに登場するキャラクターのダンボール製の切り抜きや、ムード照明、関連する効果音がPAで流された。何よりも任天堂は、このタイトルが「メトロイドプライム4」を発売するまでの間の、単なるつなぎではないことを明らかにしたかったのだろう。

もちろん、ゲームはそれをプレイするハードがなければあまり意味がない。そこで登場するのが、OLED(有機EL)モデルの新型Nintendo Switchだ。そう、これが正式な名前で、しかも同社では「オー・エル・イー・ディー」と発音している。これまでこのスクリーンテクノロジーを「オーレッド」と発音することに慣れていた(英語圏の)人間にとっては、最初は少し違和感がある(そしてぎこちない)。

画像クレジット:Brian Heater

「メトロイド ドレッド」が「プライム4」ではなかったために一部のファンをがっかりさせたとすれば、初期のSwitch有機ELモデルもまた、多くの人がハードウェアの面で同社が発表するだろうと期待していた、あるいは望んでいたものには及ばなかった。3年半が経過したSwitchは、大きなモデルチェンジの時期を迎えているように思えた。ハードウェアメーカー各社は、ゲームコンソールの入れ替えサイクル途中に魅力的な新モデルを投入して売り上げを伸ばすのが大好きだからだ。

これには、(うまくいけば)長年買わずに抵抗してきたユーザーを取り込むことと、熱心なユーザーに対しては、そろそろピカピカの新しいものにアップグレードしたほうがいいと思わせることの2つの目的がある。注目すべきは、任天堂は2019年半ばに2つのモデルを発表したことだ。1つはSwitchの最大の欠点であるバッテリーを解決するために、標準的なSwitchのリニューアルが行われた。また、200ドル(国内価格税込2万1978円)のSwitch Liteもラインナップに追加された。これは、筆者がパンデミックの最初の年を無事に乗り切るのを助けてくれたゲーム機の、より手頃な携帯版である。

画像クレジット:Nintendo

Switch Proの噂は、E3の前からフルフォースで渦巻いていた。実際に登場したのは、RAMとプロセッサー(NVIDIA Tegra X1)は先代モデルと同じで、ディスプレイはわずかに大きく(0.8インチ)なったという、多くの人にとって少々期待はずれなものだった。7インチの有機ELディスプレイは依然として720p(ドッキング時は1080p)であり、一部のユーザーが期待していた4Kではない。だが有線LAN接続や、microSDスロットを捨てずにストレージを2倍の64GBにするなど、その他の機能も追加されている。

画像クレジット:Brian Heater

待ち時間には、有機ELモデルのディスプレイに「マリオカート」のデモが展示されていたので、その様子をパチリと撮ってみた。白黒のストームトルーパーカラーが印象的なシステムだ。実際に手に取ってみると、まずその重さに驚かされた。この1年間、Switch Liteをプレイしていたことで感覚が変わってしまったことは否めないが、Switch有機ELモデルは前作の0.88ポンド(約399g)から0.93ポンド(約422g)へと重くなっている。

解像度が向上したわけではないが、新しい有機EL技術は、オリジナルよりも深い黒と高いコントラストという、いくつかのアップグレードをもたらしている。「メトロイド・ドレッド」のような、ダークな地下世界で繰り広げられるタイトルが発売されるのは、おそらく偶然ではなく、ぴったりと見込んでのことだろう。これはすばらしい組み合わせで、改善されたサウンドは、アームキャノンからロケットを発射する際に得る、大きな音に対する触覚フィードバックを提供する。

それでも、オリジナルを持っているユーザーにSwitch有機ELモデルを売るのは困難かもしれない。一方「メトロイド ドレッド」に関しては、あまり悩む必要はない。序盤をプレイする時間しか与えられなかったが、このゲームはオリジナル(およびその後に続いたサイド・スクローラー)と同じ感覚レセプターを引き起こした。脈動するエイリアンの生命体も健在で、今回はゲームの最初から登場する容赦ない、(少なくとも初期の段階では)不死身に見えるロボットE.M.M.I.と戦っている。

「メトロイド ドレッド」と新しいNintendo Switch有機ELモデルは、10月8日に同時発売される。新システムの価格は350ドル(国内税込価格3万7980円)。

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画像クレジット:Brian Heater

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(文:Brian Heater、翻訳:Aya Nakazato)