タイヤ(用語)

RoboTireのタイヤ交換ロボットに米大手タイヤ小売企業が出資

次の記事

YouTubeが動画をより身近なものにするキャプション機能を多面的に充実

RoboTire(ロボタイヤ)という会社が初めて我々の目に留まったのは、新型コロナウイルスによって世界の大半が完全に停止してしまう直前の2020年2月のことだった。当時、このデトロイトに本拠を置くスタートアップ企業は、まだごく初期の段階に過ぎなかった。

関連記事:三菱電機が提携するRoboTireのロボットは10分で4本ものタイヤを交換する

だが、それから1年半、より多くの産業が自動化の利点を取り入れようとする間に、かつてSpark Robotics(スパーク・ロボティクス)でCEOを務めていたVictor Darolfi(ビクトール・ダロルフィ)氏が設立したこの会社は、着実に良好な、そして戦略的な関心を集めてきた。同社は米国時間10月7日、750万ドル(約8億4000万円)のシリーズA資金調達を実施したことを発表した。このラウンドを主導したThe Reinalt-Thomas Corporation(ライナルト・トーマス・コーポレーション)は、Discount Tire(ディカスウント・タイヤ)やAmerica’s Tire(アメリカズ・タイヤ)を運営する大手タイヤ小売会社だが、おもしろいことに、我々が2020年ダロルフィ氏から話を聞いた際に、後者は同氏から皮肉な賛辞を受けている。

画像クレジット:RoboTire

「America’s Tireで3時間も待たされていた時に、工場でロボットを使ってタイヤ交換をすればいいんじゃないかと思いついたのです」と、ダロルフィ氏は語っていた。「サービス業にもロボットを導入してはどうだろうか」。Reinalt-Thomas社は、それを聞いていたに違いない。今回の資金調達には、他にもAutomotive Ventures(オートモーティブ・ベンチャーズ)、Detroit Venture Partners(デトロイト・ベンチャーズ・パートナーズ)、640 Oxford Ventures(640オックスフォード・ベンチャーズ)が参加した。RoboTireは、この資金をデトロイトでの事業拡大に役立てると述べている。

RoboTireが開発した基幹技術は、1セットのタイヤを15分以内に交換することができるという。Discount Tireは、この自動化技術を採用する最初の企業となる予定だ。

「Discount Tireは、より良い顧客体験をもたらす新しく革新的な技術の開発において、RoboTireを支援できることを大変うれしく思います」と、Discount Tireのチーフ・エクスペリエンス・オフィサーを務めるTom Williams(トム・ウィリアムズ)氏は、リリースで述べている。「『オンラインで購入・予約』という体験に対するお客様の期待と、待ち時間の短縮を実現する当社の能力がますます高まるにつれ、当社はすべてのお客様にとって魅力的で簡単かつ安全な体験を保証するため、自動化と改良を引き続き追求していきます」。

画像クレジット:RoboTire

原文へ

(文:Brian Heater、翻訳:Hirokazu Kusakabe)